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女性蔑視発言で袋叩きになっている森東京オリンピック組織委員会会長を敢えて 庇ってみる

コロナ禍のなか開催を危ぶまれる東京オリンピック2020。そんな中、東京オリンピック組織委員会の森会長による女性蔑視発言が炎上しています。森会長は、謝罪会見を開き発言を撤回しましたが、その謝罪会見自体が「逆切れ会見」として、炎上にガソリン補給する結果に。

森会長の辞任を求める声が広がると同時に、ボランティア辞退やスポンサーの撤退の動きも出てきています。

ここでは、何かと世間で疎まれる中年のおじさんの一人として、「敢えて森会長を擁護」してみたいと思います。

事件の経緯は以下参照

元の発言はJOC(日本オリンピック委員会)の臨時会合の中で飛び出したようです。

森会長の問題発言内容は以下参照

女性理事を4割というのは文科省がうるさく言うんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますがラグビー協会は今までの倍時間がかかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(一同笑い)。5人います。

女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か一人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまり言うと新聞に悪口書かれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、「女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困る」と言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。

私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を射た、そういうのが集約されて非常に我々役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです

毎日新聞より

元々会議は議論する場ではない

今回の森会長の「女性蔑視発言」の中でも特に後半部分の「わきまえておられる」という部分が、「女はつねにわきまえていろ!」という意味にとられて炎上しているようです。女性が会社の会議で発言したところ、上司から発言をたしなめられた話や、そもそも「議論のない会議」に意味がないという意見も目立ちます。しかしネット世論に逆らって敢えて言うと「会議は議論する場ではない」のです。

会議は権威付けと責任分散(回避)の場

企業で働いたことのある会社員ならわかると思いますが、企業の意思決定の大部分は、「夜の飲み会」と「タバコ部屋」で決定されます。最近はタバコを吸う人が減ったので「タバコ部屋」の比率は下がりましたが、飲み会などのインフォーマルな場所で決定される場合がとても多いのが実情です。敢えて言うと「会議」というのは、意志決定に対して法的な権威付けをするためと議事録を残すための「儀式」なのです。またそこにいた幹部全員が「暗黙の同意」をしたということも意味します。つまり「責任の分散(と回避)」が主な目的で、議論自体は目的ではありません。会議とは「後で言った言わない」の泥仕合を回避する仕組みなのです。

会議で不規則発言をする人間は「裏切り者」

会議はあくまで承認の儀式の場です。契約署に「ハンコ」を押すのと同じことです。すでに議論は内々で終わっており、内容は決定していて「議論する」必要はないのです。「会議」の目的は、部長などの責任者が「運命共同体」として「連帯責任」を負うという「儀式」なのです。

ところがその「儀式」で不規則発言をする人間がたまにいます。これは「男性女性」に関わらずです。特に多いのが「外部から招聘された社外取締役」や「コンサル」などです。また数合わせで入れられた「女性部長や女性取締役」なども目立ちます。もちろん中には「外部からの貴重な視点」を提供してくれる人も居ますが、多くは「ただ目立ちたいがための発言」が多いのが現実です。本人も「数合わせ」や、諸々の事情で雇われた「コンサル」である事を薄っすら自覚していて、何とか足跡を残そうとしているのかも知れませんが、「空回り」しているだけで、他の参加者にとっては「迷惑」です。

また、こういう「会議で不規則発言」をする人間は、他の会議参加者からすれば、運命共同体で責任分散(回避)から逃れようとする「裏切者」ということになります。

夜の会食で意思決定が行われる理由

最近コロナ自粛中に政治家が「夜の会食」をしていてバッシングを浴びています。今回の自粛中の夜の会食は褒められたものではありませんが、夜の会食やタバコ部屋で意思決定が行われるのには理由があります。それは「相手の本音」を探るためです。正式な会議の場などでは、当然「議事録」が取られます。発言は正式なものとして「記録」に残されるため、「本音」が別のところにあっても発言されることはありません。しかし実際に事業を進めるうえでは、各メンバーの「本音」が重要になります。特に大企業や役所になると、仕組みが出来上がっているので、仕事自体は目を瞑っていても「ほぼ自動的に」進みます。問題になるのは、他のメンバーによる「サポタージュ」です。大企業などの大組織では、出世や利権をめぐって「嫉妬や陰謀」が渦巻いています。注意していても「何時脚を掬われる」かわかりません。こちらの方が怖いのです。これらの「陰謀」や「密告」を回避するためには、他のメンバーの「本音」を探る必要があるのです。

敢えて言うと「夜の会食」に参加しないで「会議で不規則発言をする奴」は、「本音を晒さない要注意人物」なのです。

森会長は会議でも本音を言ってしまう「稀有」の存在。

そんな森会長ですが、長年政治の世界で影響力を保っています。既に総理を辞任してから20年近くたっていますし議員も引退しています。これだけで「驚異的」です。また森会長はロシアのエリツィンやプーチンなどの世界のリーダーと「さしで」話が出来る数少ない日本の政治家と言われています。

敢えて森会長を擁護すると、政治の世界や、ましてや「オリンピック」となると、どこから「弾が飛んでくる」のか分かりません。森会長が長年政治の世界で実力者でいられたと言うことは、この「相手の本音を探る能力」と「外部からの弾丸察知能力」がずば抜けているからでしょう。また相手に「自分は本音で話している」と感じさせ「信じてもらえる」能力も傑出していると思います。会議で今回のような「不用意発言」が多いのも、決して「ただのバカ」だからではなくて、かなり「高度な戦術」で、それを意識しないで自然に出来るのが森会長なのです。決して「ただのヘイトおじさん」ではありません。

今回の所謂「女性蔑視発言」は、JOC女性理事へのお世辞

今回の森会長の発言全文を見ればわかりますが、日本ラグビー協会の女性理事を「話が長い」と落とした後に、JOCの女性理事を「褒めて」います。細かい表現には問題があったかも知れませんが、自分の身内である「日本ラグビー協会」を「落として」、JOCの女性理事を持ち上げて「ヨイショ」しているだけです。日本の謙遜と謙譲の美徳を地でいっているだけです。

私自身は「男女平等論者」

ちなみに私自身は「男女平等論者」で、女性を特に差別や区別する気は「まったくありません」。

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