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3月, 2021の投稿を表示しています

高級ホテルのサービスアパートへの「格差」批判が全く的外れな訳

新型コロナウィルス感染拡大を受けたインバウンド需要の消失を受けて、多くの高級ホテルが「サービスアパートメント」のプランを販売し始めて話題になっている。メディアでも取り上げられ、本日のテレビ朝日「モーニングショー」でも取り上げていた。 このサービスアパートメントに関しては、帝国ホテルなどの高級ホテルに「比較的低額」で滞在できると言うことで話題になる一方、コロナ禍の中、困窮している人が多い中、一部の富裕層が豪華なホテル暮らしを楽しんでいることに対する批判も多い。今回は、この高級ホテルのサービスアパートメント利用への批判が全く的外れだと思われる理由を書いてみたい。 明日3/9の放送予定です。 ■メーガン妃TVで独占インタビュー  英王室へ宣戦布告”私は黙らされた” ■カラスの大群が突如飛来!  東北各地でフンや鳴き声の深刻被害 ■パネル解説 「苦境逆手にホテル業界”新プラン”」 「憧れのホテル暮らし、どんな生活?」 ■コロナで変わる!家の間取りの新常識! — 羽鳥慎一モーニングショー (@morningshow_tv) March 8, 2021 サービスアパートメントは海外では一般的 この日本では、余り馴染みのない「サービスアパートメント」という利用法。実は海外では、割とスタンダードはサービス。ホテルが客室の一部を長期滞在者用に安い料金で提供するのは非常に一般的なサービスだ。私も特に東南アジアなどに1月以上滞在する際に利用したことがある。 日本経済が低迷しているのは、金廻りが悪いから 数日前の投稿で、過去20年ほどで日本の経常収支の構造が激変していることを書いた。経常収支の黒字の源泉が、物の輸出で儲ける「貿易収支」から、直接投資で稼ぐ「所得収支」に変化した結果、国内での「お金の流れ」が激変、このお金の流れの変化によって、国内の「格差が拡大」すると同時に、地方の衰退、ひいては「少子高齢化の遠因」にもなっていることが考えられる。 経常収支を見ると日本経済の未来がわかる(気がする)話 コロナ下で露わになった日本経済の衰退。いきなり仕事が無くなり困窮する人が続出。最近も「日本の平均所得が韓国に抜かれた」と一部で話題になっていた。 poorblackgoat.com 2021.03.06 サービスアパートメントには多くの批判も この高級ホテルなどのサービスアパートメント...

絶賛暴落中のTesla株を(ちょっと)真面目に分析してみる

話題のTesla株が暴落している。一株200ドル前後で低空飛行していた同社株が、急騰を始めたのは、今を遡る事1年ほど前の2019年末ぐらいから。それまで順調に赤字を垂れ流していたところ、四半期ベースで黒字化したことから急上昇し始めた。 コロナの流行で一旦下落に転じたものの、その後は相場の戻りと共に盛り返し、2020年末には、ついに全人未踏の900ドル台まで上げた。 その飛ぶ鳥を落とす勢いだったTesla株だが、2021年2月に入ると急落を始めた。切っ掛けは、ご存じの通り「長期金利の上昇」。また創業者のイーロンマスクが、これまた絶賛暴騰中のBitcoinに何と150億ドル(約1500億円以上)投資したことも話題になった。 そこで、この話題のテスラ株をちょっと真面目に分析してみた。 な~んちゃって証券分析(テスラ編) まず株価と業績から確認してみよう。 比較対象としては、わが国日本を代表する「世界のトヨタ」! まずは株価から 日付 為替レート 105 円 2021/3/5 テスラ(ドル) テスラ(円) トヨタ(円) 株価 597.95 62784.75 7969 52週高値 900.4 94542 8497 発行済み株式数 959,853,504.00 — 3,262,997,492.00 時価総額 573,944,402,716.80 60,264,162,285,264.00 26,002,827,013,748.00 PER 796.0393935 — 11.72 EPS 0.7511562931 — 636.2809059 時価総額比(テスラ/トヨタ) 2.3176004 (出典:YahooJapan) 為替レートは、一㌦105円で概算 この時点で驚きなのが、テスラの時価総額がトヨタの2倍を超えていること。株価がピークから30%近く下落しても、この水準なのに驚き。PREに至っては、なんと800倍近く。異常です。 次は業績 売上高はトヨタの約30兆に対して、テスラは約3兆円と大体1/10の規模感なのが分かる。 ただ2003年創業のテスラが、操業100年近いトヨタの1/10の規模までたった17年で到達したのは、ある意味立派。しかも成熟産業の代表格の自動車産業だからなおさら。 テスラ(ドル) テスラ(円) トヨタ(円) テスラ/トヨタ...

経常収支を見ると日本経済の未来がわかる(気がする)話

コロナ下で露わになった日本経済の衰退。いきなり仕事が無くなり困窮する人が続出。最近も「日本の平均所得が韓国に抜かれた」と一部で話題になっていた。 一方で、株価は(最近乱高下気味ですが)30年ぶりに日経平均が3万円台を回復するなど強気相場が続いている。また首都圏を中心に億ション並みのタワマンが「軒並み完売」するなど、相変わらず富裕層や高所得層の消費は活発と二極化が甚だしい。 一時は世界第二位の経済大国でブイブイ言わせていたわが日本。国民の8割が自分が中流と考えていた平等は日本が、どうしてこうなってしまったのか疑問に思っている人も多いだろう。 経常収支とは 個人的には、日本経済の変質を最もよく表していいると思われるのが「経常収支」の変質。経常収支とは、国内と海外の「資金のやり取り」を表したもの。中身としては、物の輸出入の出入りの差額である「貿易収支」が代表格。それ以外には、お金の流れを表した「所得収支」や、特許やプログラムの使用料、音楽や映画の著作権料に観光客の落とすお金を加えた「サービス収支」などで構成されている。 要は、日本経済が海外との間で「どれだけ稼いだか」または「支払ったか」を集計したもの。 日本の経常収支の過去の推移を見ると、東日本大震災の一時期を除いて、ほぼ大体「年間20兆円前後」の黒字を叩き出し続けている。 経常収支の中身が、この10年で激変 あまり知られていないが、この「経常収支」の中身が、この10年ほどで激変している。以前は、自動車やコンピューターなどの「物」の輸出で稼ぐ「貿易収支」の黒字が大半だった。ところがこの10年ほどで、この貿易収支は激減。代わりの黒字の主役を占めるようになったのが、 海外子会社などからの利益送金が主体の「一次所得収支」 と呼ばれるもの。以前は日本の工場で製品を作って海外に輸出して稼いでいたものが、海外に工場をつくって現地で売る形にシフトするのが、日本企業の活動の主役になってきている。一見すると黒字が続いているから良いように思えるかもしれないが、実はこの経常黒字の内容の変化が、過去20年ほどの日本経済の推移を如実に表している。 経常収支の推移(通商白書2020:経済産業省) 国内のお金の流れが激変 上のグラフを見るを一目瞭然だが、2008年のリーマンショックあたりから、「貿易収支の黒字」が徐々に減少。2011年の東日本大震災で...