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新NISAを始める前に知っておくべき大切なこと・・・その2:投資詐欺を回避する世界一簡単な方法


 

来る2024年から、いよいよ待望の新NISAが始まります。

この新NISAは、普通の個人が資産運用を通じて財産形成を図る決定打と言っても言い過ぎでないくらい素晴らしい制度です。
この新NISAの登場で、日本でも個人が本格的に株式など金融資産で運用をする時代が到来するでしょう。

一方で、この新NISAを使いこなすためには一定の知識や経験が必要になります。この記事では、資産運用が初めての個人を対象に、新NISAを活用する上で必須の事前知識を紹介してみたいと思います。

なお、この記事には、NISA制度の解説や、口座の開設方法などの手続き面での内容は出てきません。制度の詳細や手続きに関しては、楽天証券やSBI証券などネット証券のHPを参照するのがいいでしょう。

今回は、繰り返しニュースになる投資詐欺について話してみたいと思います。

有名お笑いタレントの投資詐欺

最近も有名なお笑いタレントが巨額の投資トラブルの事件を起こしています。このお笑いタレントは。つい最近までテレビでもよく見かけたお笑いコンビのKMT氏です。
このKMT氏は、知り合いの凄腕FXトレーダーや、知り合いの大物投資家が行う不動産投資に投資すると、高率な配当をするとの触れ込みで、芸能人を含む友人10数人から総額7億円以上の資金を集めたそうです。
しかしその後、投資先の会社社長と連絡が取れなくなりなり、出資者との間でトラブルに発展したようです。

ソフトバンクを舞台にした巨額投資詐欺事件

巨額詐欺事件は、なにも芸能界だけはありません。最近も携帯電話大手のソフトバンク社を舞台に巨額詐欺事件が発覚しています。
ソフトバンクが行う総額100億近いシステム投資を、ソフトバンクの部長が関係する会社が受注する予定で、確実な利益が見込めるとの触れ込みだったようです。
そしてシステム開発の前払い金が不足しているとの理由で、会社経営者などから警察把握しているだけで13億円以上の資金を集めた模様です。
この事件の驚くべき点は、何とソフトバンク社の元部長が、ソフトバンク本社の応接室や会議室を使って詐欺を働いてたということです。プレゼン資料などにもソフトバンクのロゴが入った用紙が使われるなどの念の入りようだったようです。ここまで手の込んだ詐欺を行われると、信じてしまうのも仕方ないのかもしれません。

因みにこのソフトバンク本社ビルを舞台にした巨額詐欺事件の主犯の一人は、お笑いタレント詐欺事件の犯人と同一人物のようです。

太陽光発電で大儲け?

近年の投資案件で、”ほぼ確実に利益が見込める投資案件”言えるものがありました。それは政府による再生可能電力の固定価格買い取り制度(FIT)を利用した太陽光発電への投資です。もし太陽光発電設備を手に入れることが出来れば、日本国政府が20年間に渡って発電された電気を固定価格で買い取ってくれるという夢のような制度です。
そして、既にご存じのことと思いますが、この超絶おいしい投資案件には、総合商社などの大企業から、正体不明の怪しい企業まで、魑魅魍魎大小入り乱れての投資競争が行われました。
しかし、個人がこの投資競争に参加しようとすると、まず他に先んじて、太陽光パネルを設置する土地を手に入れなければなりません。また土地購入に際しては、太陽光パネルを設置する土地の利用制限などを詳しく調査し、関係する役所に許認可の申請をつつがなく行う必要があります。当然、電気を売り渡す電力会社との複雑な契約も必要です。
さらに、太陽光パネルを設置するに当たっては、周辺環境への影響を考慮し、近隣住民への説明や同意の取り付けも必要になるでしょう。
莫大な利権が絡んでいますので、当然のように土地の売買には、怪しブローカーや、利権漁りの政治家、〇暴関係の怪しい人間など、有象無象がウジャウジャ湧いてくるのは想像に難くありません。
このような困難を克服して初めて、やっと実際の太陽光パネルの設置に漕ぎつけることが出来ます。
あなたの処にも、もしかしたら太陽光発電に投資すれば大儲けできるという話が既に舞い込んでいたかもしれません。しかし、総合商社や大手不動産会社、はたまたREITなどの機関投資家など、莫大な資金力を誇っている投資家や大企業がしのぎを削っています。そんな優秀なプロ相手に、高々数千万から数億の資金調達のために、しがない一般人である貴方のところに投資を勧誘してくる人間に勝機はほとんどないでしょう。
もし今、貴方のところに太陽光発電絡みで投資の勧誘が来ているとしたら、それは何らかのトラブルを抱えた案件である可能性が高いかもしれません。
何度も言いますが、只の一般人の貴方のところにジャストタイミングで有利な投資案件が舞い込んでくる可能性は、まったくと言っていいほどありません。

確実に儲かる話は、あなたのところには来ない

世の中に有利な投資案件があること自体は否定しません。例えば、アメリカのシリコンバレーで、ITベンチャーに分散投資をしている「ベンチャーキャピタル」と呼ばれる投資会社は、数十年に渡って、出資者に年数十パーセントのリターンをもたらしています。しかしそのような有利な投資案件が貴方のところにやっている可能性は「ゼロ」です。

理由は簡単です。安全確実に儲けることか仮に可能だとして、せいぜい数百万から数千万ほどの小金しかもっていない一般人の貴方のところに、その安全で有利な投資を紹介するなんのメリットが、何処にあるのでしょうか?まったくありません。むしろ自分だけで、利益を独占したほうがいいに決まっています。

また仮に資金集めをしている安全確実で有利な投資案件があったとしましょう。そんな場合でも、世の中には巨額の投資資金を抱えている大富豪や、兆単位の資産を運用している機関投資家、数千億円の余資を抱えている大企業が幾らでもあります。しがない一般人の貴方に、その有利な投資を紹介する必要性はまったくありません。ここで言う大金持ちとは、数千万から億単位のお金ではなく、少なくとも数百億、数千億の話です。

ちなみに、芸能人やプロスポーツ選手、億単位の資金のある中小企業の経営者が、投資詐欺によく引っかかります。
これは自分が、サラリーマンなどの一般人とは別格の有力な人間で、有利な投資案件が向こうからやって来て当然と己惚れているからでしょう。

貴方のところに勧誘にやってくる”安全確実な投資”は、全て何らかの詐欺だと思って間違いありません。

投資詐欺を回避する世界一簡単な方法

では、どうすれば投資詐欺を逃れることができるでしょうか?

実は投資詐欺に引っ掛からないとても簡単な方法があります。

それは、「向こうからやってくる投資話は全て無視する」です。

世の中に有利な投資話があることは、私も否定しません。しかし、この広い世の中では、失礼な言い方ですが、あなたより遥かに優秀な人間や沢山います。また有り余る巨額の資金を持つ世界的大企業が、儲かる案件を探して、鵜の目鷹の目で有利な投資案件を探しています。

そんな世界的な競争が行われている世界で、ただの一個人に過ぎないあなたの元に、その有利な投資案件がやってくる可能性は「ゼロ」です。注意して読んでください。”ほぼゼロ”ではありません。「完全にゼロ」です。

この冷徹で身も蓋もない現実さえ理解すれば、くだらない投資詐欺を完全かつ簡単に避けることが出来ます。

「向こうからやってくる投資案件」、「頼みもしないのに勧誘してくる投資」は全て無視するのです。

投資に関するSNSは基本全て無視する

旧ツイッターの”X”やFacebook、YoutubeなどのSNSをぼんやり眺めていると、否応なしに”投資系””カブクラ”などと称される株や資産運用の情報を発信するアカウントが目につきます。
最近では、ホリエモンなどのインフルエンサーや、マスコミで顔が売れている経済評論家、ニュース番組のキャスターなどの画像を無断で利用した投資詐欺広告がSNS上に溢れています。中には、最近流行りのAI(人工知能)を使って、ご丁寧にも有名人のディープフェイク動画まで作成している広告もあります。
そして、SNSをフォローし、個人情報を入力すれば、誰でも簡単に億万長者になれるなどと豪語しています。
しかし考えるまでもなく、その情報の多くは出鱈目だと想像できます。もし仮に簡単に億万長者になれる方法があったとして、どうしてその情報を赤の他人の貴方に教える必要があるのでしょうか。言うまでもありません。
ちなみに、SNSに”投資詐欺”の広告が溢れるのは、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNSが、広告の自動配信システムを利用しているからです。テレビや大手新聞などの広告掲載には、広告代理店やメディア自身による何十にも及ぶ審査が行われています。しかしSNSへの広告出稿に関しては、クレジットカードとメールアドレスさえあれば、だれでも”ほぼ審査なく”広告を出すことが出来ます。
SNS側は、AIなどのシステムを使って審査していると弁明していますが、SNSのタイムライン上に溢れる”投資詐欺”広告を見れば、まったく機能していないことが一目瞭然です。

自分でネットのnoteに記事を投稿していて矛盾しているのですが、こういう情報の99.99%は、全く根拠のない出鱈目な情報だと思った方がいいでしょう。
最近は、多くの投資情報アカウントが、LINEなどのへの登録を勧めてくるでしょう。これは周知のことですが、”情弱”の個人情報を集めることを目的としています。要は”いいカモ”ということです。そして集められた個人情報は、様々な情報商材の販売や、場合によって投資詐欺や振り込め詐欺業者に転売されて利用さるでしょう。

もしSNSのタイムラインなどに投資系のアカウントが出てきたら、問答無用でブロック(又はミュート)しましょう。

フォローしていい投資系SNSアカウント

99.9%の投資アカウントはブロックと言ったのですが、それでもせっかくのSNSですので新NISAでの資産運用にも有用な情報は、活用したいものです。
そこでフォローして意味のあるアカウントを幾つか並べてみます。
  • 日経新聞、エコノミスト、Bloomberg、ロイター、MSNBCなどの経済金融系大手メディア
  • FRB、日銀、財務省、金融庁、東証など官公庁系
  • 有名な元日経新聞の後藤氏など出自がハッキリしているインフルエンサー
インフルエンサーに関しては、淡々と経済指標の結果や、解説を載せている元日経記者の後藤氏のようなアカウントはフォローしても大丈夫でしょう。
逆に相場予測やLINEアカウントへの誘導のリンクがあるものは全てブロック(又はミュートしましょう)するのが無難です。

以上の原則さえ守れば、あなたの新NISAでの資産運用、財産形成は快適に進むことでしょう。


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