スキップしてメイン コンテンツに移動

徒然なるままにFIRE(11)…NHKクロ現FIRE特集を見て嗤った話

NHKの看板調査報道番組(?)である「クローズアップ現代」でFIREが特集されていた。実際にFIREしている身からすると色々突っ込みどころが満載の番組だったが、それなりに面白かった。

このクロ現FIRE特集の感想をつらつら記してみたい。

最初の人は只の不動産投資家

最初にFIRE代表として出てきた人を見ていきなりズッコケてしまった。
この人は元々スーパーの正社員だったようだが、40代で店長になった時にサラリーマン生活に行き詰りを感じてFIREしたとのこと。
だがよく話を聞いてみるとFIREではなくて只の「不動産投資家」だった。3000万円を借り入れて、割安な物件を仕入れて、賃貸に出すという正に絵をかいたような不動産投資家だ。要は「個人事業主」だ。
いくら何でもこれをFIREと定義するのは少々無理がある。

Twitterに同じ考えの人がいた。

節約男子と同棲女

次に出てきたのは節約男子だ。リーマンをやりながら極端な節約生活を実行して月10万円を投資に回しているそうだ。
そして何と彼女と同棲しているとのこと。
節約や資産運用はさておき、この彼女の存在が気になった。
この彼女は、彼の極端な節約にドン引きしつつも応援しているとのこと。

ある程度の資産が溜まったところで無理やり結婚させられて、マイホームと子供の教育費にFIRE資金が消える未来しか見えない。

彼にはFIREの勉強ではなくて、まずは以下の本を読むことを勧める。

無趣味な無気力お父さん

三番目に出てきたのが、FIREして無気力状態に陥っている無趣味おじさんだ。
やることが無くなってテレビばかり見ているそうだ。
心理カウンセラーのカウンセリングを受けているということで相当深刻だ。
ただFIREでやることがない時は、散歩と筋トレが定番だ。なぜイキナリカウンセリングなのだろう。情報収集能力に難があるのかもしれない。

何と転職先は保険!!

最後の方に無気力父さんがリタイア生活を切り上げて、リーマンに復帰する話が出てきた。
その復帰先が何と保険関係の様だった。よりによってヤヤコシイ人間関係とノルマの塊の保険業界に転職するとは、いったい何を考えているのだろうか。単なる世間知らずか?はたまた情弱か?

FIREは全ての労働者のためになる

番組を見ると何かとネガティブなイメージをFIREに抱くかもしれない。しかしここでは、多くの人がFIREを目指すことは全ての労働者のためになると強く言いたい。

FIREでブラック企業がなくなる

多くの人がFIREを目指しFI(経済的独立)を達成すると働く人が居なくなって経済が成り立たなくなってしまうと心配している人が居るかもしない。しかしこれは大きな誤解だ。

例えばクロ現の桑子キャスターが1億円あったとしてFIREでリタイアするだろうか?しないだろう。多くの人が仕事に遣り甲斐や達成感を感じている。

むしろFIしていれば、会社への忖度も不要だ。倫理に悖るような業務指示などはキッパリ拒否できる。職業倫理はもっと向上するだろう

もしFIREを目指す人が増えてFI(経済的独立)を達成する人が増えれば増えるほど、ブラック労働は成り立たなくなるだろう。
何しろお金のことを心配しないでいいので、気に食わなければ直ぐに辞めてしまう。

サービス残業なんか以ての外だ。セクハラ、パワハラなんか受けようものなら即訴訟だ

FIREでデフレ脱却

そして実際にFIREする人が増えれば増えるほど、市場に供給されるリーマン奴隷予備軍の数は減ることになる。

企業や経営者は、必要な人材を確保するために労働条件を向上させざるを得ない状況になるだろう。非正規雇用とか言っていられなくなる。そうなれば賃金も上昇して25年ぶりにデフレ脱却だ。
黒田バズーカもアベノミクスも必要なくなる

また給料は高いがストレスだけ多く遣り甲斐のない「ブルシットジョブ」が消滅して、ボランティア中心の新しい経済体制に移行する切っ掛けになるかもしれない。

選挙ボランティアで政治改革

昨年の安倍元首相銃撃事件に関係して、某新興宗教団体が自民党に深く食い込んでいた実態が暴露された。その時の大きな手段になったのが、宗教団体による選挙スタッフの無償派遣だ。
実際に選挙に関った人の話を聞くと、ポスター張りだけで多数の選挙スタッフが必要になる。なにしろ告示と同時に数百カ所から数千カ所の掲示板にほぼ同時にポスターを張る必要がある。
加えて街頭演説の設定や講演会の準備などの仕事を少数のスタッフで行う必要がある。人手は喉から手が出るほど足りないそうだ。
もしFIREしてやることがないなら選挙ボランティアに参加してみるのもいいかもしれない。選挙スタッフの大半がFIREした無職暇人で占められるようになると、選挙にかかる金の額が劇的に減るだろう。

政治家本人も利権のしがらみの強い業界団体に頼らなくても選挙戦を展開できるかもしない。

またボランティアは選挙だけではない。地域の色々なボランティアに参加すれば、世のため人のためだ。

以上の如くFIREを目指す人が増えれば増えるほど世の中は良くなるのがわかるだろう。

FIREして奴隷から人間に戻ろう

未だに労働を義務と感じている人がいるようだが、本来人間は労働をしていなかった。農業が始まる前の狩猟採集を生業としていた時代の人間の実働時間は一日に四時間程度との説もあるぐらいだ。
これは何よりも当のNHKで以前放送されたヒューマンという番組でやっていた内容だ。

人間が一日に八時間以上も働くようになったのは、農業と定住が始まって以来のことだ。そして奴隷労働と搾取が始まった。格差や差別など人間社会の問題の多くも農業が原因だ。

農業で奴隷化する以前は、本来人間は自由に暮らしていたのだ。

FIREは1万年前に始まった農業による人間の奴隷化以来の画期的な出来事なのだ。

さあFIREしよう!!次はあなたの番だ


コメント

このブログの人気の投稿

【台湾有事に本気で備える】・・・その(2)台湾有事の現実的なシナリオ

ウクライナ戦争の勃発以来、軍事力を使った国境や領土の変更の現実性が改めて認識され、日本でも台湾有事の可能性が話題に上ることが多くなっている。 情勢の緊迫化を受けて日本政府も防衛費の倍増方針を表明した。 台湾有事の可能性が高まってきているのは間違いないようだ。 そこで今回は将来発生するかもしれない台湾有事で、実際に何が起きるか現実的なシナリオを紹介してみたい。 予想されている軍事的なシナリオ ハイブリッド戦争 まず最初に起きることが予想されているのが、 大規模サイバー戦争を含む、所謂「ハイブリッド戦争」 だ。電力や通信、交通などの各種重要インフラに対して大規模なサイバー攻撃が行われる。このサイバー攻撃には、金融機関へのハッキングなども当然含まれる。 また各種フェイクニュースをSNSなどにバラまくことで、政治的な混乱を狙った攻撃も実施されるだろう。 スマホなどが一時的にでも利用できなくなり、○○ペイなどのキャッシュレス決済が止まっただけで、経済には甚大な損害が出るだろう。 更に台湾と世界を結ぶ海底光ファイバーケーブルが遮断されることも想定されている。そうなると台湾と世界の通信は衛星通信のみになり大幅に制限されるだろう。 台湾海上封鎖 次の段階で予想されているのが、台湾の海上封鎖だ。日本と同じ島国の台湾は、海外からの輸入に依存している。中国が台湾周辺の海上封鎖を実施し、船舶や航空機の運航を妨害しただけで、台湾は、食料や原油などの物資不足に陥り大混乱になるだろう。 同時に中国と台湾の間の台湾海峡も完全封鎖されるだろう。民間船舶や航空機の立ち入りは完全に止められるか、中国による臨検が行われるようになるだろう。 ミサイル攻撃 次に予想されるのが大規模なミサイル攻撃だ。 台湾のレーダーなどの防空システムや発電所などのインフラに大規模なミサイル攻撃 が実施される可能性が高い。台湾側も防空体制は取っているが、数百発のミサイルによる同時攻撃が行われた場合には、既存の防空システムだけでは防ぎきれないだろう。 この攻撃の際には、従来のミサイルだけでなく、 大量のドローンを使った所謂「飽和攻撃」や「スウォーム攻撃」 が行われる可能性も高い。今のところ、この大量のドローンを使った攻撃を効果的に防ぐ方法は開発されていない。相当な損害が出て一般市民の生活が困難になるだろう。 直接上陸作戦 台湾の防...

最強クリスマス寒波は、暖房なしで、これで乗り切る・・・車の立ち往生対策にも

FIRE・セミリタイア民はどうしても家でパソコンを使って過ごすことが多くなる。また、最近はだいぶ減ったかもしれないが、リモートワークの人も多いだろう。 そうなると厄介なのが冬の寒さ。パソコンに向かっていると、足や背中が冷えてくる。特に今年はインフレで電気代やガス代が、爆上がり中。 ということで、今回はFIRE・セミリタイア民のみならず、リモートワーク民向けに、冬の省エネ防寒対策を紹介してみたい。 私は暖房なしで過ごしてます 今年も大分寒くなって来た。 そんな寒い中、私はここ数年、日中「暖房なし」で過ごしている。その時使うのが以下の三種の神器だ。 動ける寝袋で暖房要らず 私は節電も兼ねて、着ぐるみ型寝袋を愛用している。以下のようなタイプのものだ。これを着ていると暖房なし、部屋の温度が10℃以下でも温かい。ほぼ暖房なしで過ごしている。 今回のクリスマス寒波では、新潟などで車の立ち往生が頻発しているようだ。エンジンを付けっぱなしにして、一酸化炭素中毒なども起きている様子。そんな時、この着ぐるみ型の寝袋があれば、エンジンを切っても何とか乗り切れるだろう。 【立ち往生したときには】 県内では断続的に雪が降り、路面状況が悪くなっています。 立ち往生したときは 車のマフラー付近をこまめに除雪。 できれば防寒具を着てエンジンもOFFに。 身動きがとれない場合は「道路緊急ダイヤル」#9910 に連絡。 #nhk_video_toyama https://t.co/n7jRGpN6Ez pic.twitter.com/WdVAEl9il2 — NHKとやま (@nhk_toyama) December 23, 2022 基本は足冷え対策 デスクワークの冷え対策の基本は、足を温めることにつきる。安いホットウォーマーで十分温かくなる。逆に頭を温めると眠くなる。 家事の際には歩けるタイプ 家事などで歩き回ることが多い場合には、歩ける靴タイプがお勧め。私も愛用している 背中が冷える場合 人によっては背中やお腹が冷える人も居るかも知れない。そんな時は、バイクのツーリング用に販売されている電熱ベストがお勧め。最近の製品はモバイルバッテリーを接続して使うタイプが中心。着ぐるみ型の寝袋と併用すると、低い温度設定でも十分温かい。 室内テントも 更に室内にテントを張ってしまうとういのも有効だ...

2022年相場の回顧・・・意外に常識の範囲だった

2022年も年末が迫って来た。ということで、月並みながら今年の相場の回顧をしてみたい。 結論から先に言うと 「常識の範囲内」 と言うことになる。 FRBの利上げで株価下落 今年の相場の流れを決めたのは言わずもなく「FRBの利上げ」だろう。既に2021年の半ばから 、アメリカでは強い物価上昇が始まっていた 。そして、そして年明けに勃発したロシアによるウクライナ侵攻で、世界的な物価上昇が決定的となった。 40年ぶりの10%近い物価上昇を受けて、3月からfRBが、 事前の予告通り「連続利上げ」に踏み切った 。 あとはご存じの通りで、それまでコロナ禍を物ともせず「爆上がり」していた米株を中心に、株式市場が総崩れの展開となった。また、通常は株価と逆相関になると言われていた債券も大暴落。ほとんど全てのアセットクラスが下落(暴落)する展開となった。 GAFA大暴落でレバナス爆死 FRBの利上げに伴い、これも教科書通りに、 ハイパーグロスのGAFA株が暴落 した。これも「極めて教科書通り」の展開だった。 金利が上がれば、株価の割引現在価値は大幅に下がる。 特に将来の成長期待で買われているNasdaq株は当然のことながら大きく下落する。まさに 投資の教科書の1ページ目に書かれている内容だ 。 これに伴いコロナバブル以来、SNSなどで持て囃されていた「レバナス」などのレバレッジETFは、軒並み爆死することになった。またカリスマファンドマネージャーに率いられ、 テスラ株への収集投資で知られるアークインベストメントなどのファンドも軒並み暴落した。 カリスマは唯の バブルのあだ花のピエロ であることが判明した。これも過去のバブル相場では、良くある話だ。 日銀指値オペで超円安相場 このFRBの連続利上げにも拘わらず、我が日本銀行は黒田総裁の指揮の元、 異例の「連続指値オペ」を実施し、超円安が確定的となった。 年初115円台だったドル円相場は、みるみる円安方向に進み、一時は、30年ぶりの150円越えとなった。 その後は、秋以降にアメリカのインフレ鈍化の兆しが出てきたことから、FRBの金融引締め打ち止め観測が出始め、ドル円相場も10円以上急落する展開となった。 暗号資産のFTXが破綻 年後半で話題になったことの一つに、暗号資産取引所のFTXが破綻したことがある。このFTX、暗号資産業界では後発なが...