スキップしてメイン コンテンツに移動

徒然なるままにFIRE(7)・・・デジタル透明人間の勧め、この世から存在を消す

ここ一ヵ月ほどの間に、関東圏を中心に老人を狙った強盗事件が多発している。そして東京の狛江市では、90代の老人が殺される事態まで発生した。

このニュースを見ていて思ったのが、「デジタル透明人間」だ。

どういうことか疑問に思った人も居るかと思うので、かいつまんで説明してみたい。

目立つのは危険

東京の狛江市で起きた強盗殺人事件では、被害者の家がニュースで報道されていた。多摩川沿いの大きな一軒家で、ベンツなどの高級車が複数台止まっているのが、見て取れる。相当に裕福な家なのだろう。

スマホやネットが普及する以前なら、誰がどこに住んでいるかなど、身近な人以外に知る方法が無かった。しかし今では、自宅に居ながら街の様子が丸見えだ。

名簿が売買されている

今回の事件でも「裕福な高齢者」が記載された「名簿」を犯人が利用していたことが報道されている。以前から”降込め詐欺”などで、”孤独で裕福な高齢者”が記載された名簿が、犯罪者の間で流通している実態が報道されていた。

また、以前から指摘されていたことだが、この様な”名簿”は、違法な方法で収集されたものではなく、”介護業者”や”リフォーム業者”など、高齢者がいる一般家庭に出入りする業者の顧客名簿などが流出したものが、相当含まれるらしい。

Googleマップで家から偵察

以前であれば、幹線道路から見えない閑静な住宅地なら、外から様子を伺うことは出来なかった。しかし今では、「Googleマップ」を使えば、周辺の様子が手に取るように分かる。また家の様子や、止まっている車を見れば、凡その暮らしぶりや財産などは想像できる。

プライバシーは存在しないと考えた方がよさそうだ。

SNSで行動パターンを読まれる

SNSへの頻繁な投稿は危険だ。SNSに頻繁に投稿しているだけで、行動範囲は外出や通勤時間などの凡その行動パターンを読み取られる可能性がある。訪れた飲食店や”映えスポット”での写真などをSNSに公開情報として頻繁に投稿することは危険だろう。

デジタル透明人間化計画

スマホとSNSが普及した時代にお勧めなのが、「デジタル透明人間化計画」だ。既に常識となって居るかもしれないが、ITに疎い中高年や、IT知識の乏しい中学生や高校生などの若者の間では、未だにセキュリティーが緩々の人を多く見かける。

個人情報を晒さない

基本は個人情報を晒さないことだ。FacebookのID検索をオフにするのは、もはや常識だが、Instagramなどで、電話番号や個人名から検索できる状態で利用している人は要注意だ。ID検索などもオフが基本だ。

顔出しはディープフェイクの餌食にも

YouTubeでの”顔出しもNGだ。職業として本気でユーチューバーを目指しているのなら別だが、一般人は、顔だけでなく”声”を晒すこと自体法度だ。

最近ではAIの進化に伴い「ディープフェイク」の技術も劇的に進化している。あなたが映った”動画”や”音声”を元にしてディープフェイクが作られ、犯罪に悪用される可能性さえある。

SNSに頻繁に投稿しない

映えスポットやグルメの写真を頻繁に投稿するのは、控えるべきだ。時系列で分析すれば、あなたの”行動範囲”や”行動パターン”を読まれてしまう恐れがある。

過去には実際に、Instagramに投稿した自撮り写真の目に反射している画像から、住んでいる場所を特定され、ストーカー被害に遭った芸能人もいたほどだ。

そもそも多くの人は、他人が何をしているのか関心がない。SNSへの頻繁な投稿は、「承認欲求モンスター」の「頭の悪い人間」と思われるのが落ちだ。

固定電話の解約

若い人は固定電話自体を持っていない人も多いだろうが、中高年の中には、固定電話を未だに頻繁に利用している人も多い。振り込め詐欺のターゲットになるのは、多くの場合「家の固定電話」だ。この際、固定電話自体を解約してしまおう。

家の表札を外す

家の表札や郵便受けの名前は、当然のことながら外そう。

ゴミはシュレッダー

個人名や個人情報が記載された書類は、”全てシュレッダーで裁断”すべきだ。ダイレクトメールなども危険だ。どの通販やサービスを使っているか、他人に分かってしまう場合もある。銀行やクレジットカード会社から来たダイレクトメールだけであなたがどの銀行に口座があるか、他人に分かってしまう。この情報だけで”振り込め詐欺”に手がかりを与えてしまう。

賃貸住宅に住む

そもそも、家や土地を保有していると”登記簿”に個人情報が記載されてしまう。不動産を所有すると言うことは、広く公衆に個人情報を晒すことになる。更に抵当権の欄を見るだけで、どの銀行からいくら借りているかまで分かってしまう

昔なら登記簿を閲覧するには、管轄の法務局まで出向く必要があったが、今ではネットで、どこからでも閲覧可能だ。いっそのこと、賃貸住宅に住むことも検討したほうがイイかも知れない。

攻めのデジタル人格構築

透明人間化が、ある程度進展したら、次は「デジタル人格」の構築を試みるのもいいかもしれない。

SNSなどのアカウントを用意して、積極的に”好ましい人格”を構築するのだ。

そのやり方に関しては、また別の機会に解説してみたい。

コメント

このブログの人気の投稿

【台湾有事に本気で備える】・・・その(2)台湾有事の現実的なシナリオ

ウクライナ戦争の勃発以来、軍事力を使った国境や領土の変更の現実性が改めて認識され、日本でも台湾有事の可能性が話題に上ることが多くなっている。 情勢の緊迫化を受けて日本政府も防衛費の倍増方針を表明した。 台湾有事の可能性が高まってきているのは間違いないようだ。 そこで今回は将来発生するかもしれない台湾有事で、実際に何が起きるか現実的なシナリオを紹介してみたい。 予想されている軍事的なシナリオ ハイブリッド戦争 まず最初に起きることが予想されているのが、 大規模サイバー戦争を含む、所謂「ハイブリッド戦争」 だ。電力や通信、交通などの各種重要インフラに対して大規模なサイバー攻撃が行われる。このサイバー攻撃には、金融機関へのハッキングなども当然含まれる。 また各種フェイクニュースをSNSなどにバラまくことで、政治的な混乱を狙った攻撃も実施されるだろう。 スマホなどが一時的にでも利用できなくなり、○○ペイなどのキャッシュレス決済が止まっただけで、経済には甚大な損害が出るだろう。 更に台湾と世界を結ぶ海底光ファイバーケーブルが遮断されることも想定されている。そうなると台湾と世界の通信は衛星通信のみになり大幅に制限されるだろう。 台湾海上封鎖 次の段階で予想されているのが、台湾の海上封鎖だ。日本と同じ島国の台湾は、海外からの輸入に依存している。中国が台湾周辺の海上封鎖を実施し、船舶や航空機の運航を妨害しただけで、台湾は、食料や原油などの物資不足に陥り大混乱になるだろう。 同時に中国と台湾の間の台湾海峡も完全封鎖されるだろう。民間船舶や航空機の立ち入りは完全に止められるか、中国による臨検が行われるようになるだろう。 ミサイル攻撃 次に予想されるのが大規模なミサイル攻撃だ。 台湾のレーダーなどの防空システムや発電所などのインフラに大規模なミサイル攻撃 が実施される可能性が高い。台湾側も防空体制は取っているが、数百発のミサイルによる同時攻撃が行われた場合には、既存の防空システムだけでは防ぎきれないだろう。 この攻撃の際には、従来のミサイルだけでなく、 大量のドローンを使った所謂「飽和攻撃」や「スウォーム攻撃」 が行われる可能性も高い。今のところ、この大量のドローンを使った攻撃を効果的に防ぐ方法は開発されていない。相当な損害が出て一般市民の生活が困難になるだろう。 直接上陸作戦 台湾の防...

最強クリスマス寒波は、暖房なしで、これで乗り切る・・・車の立ち往生対策にも

FIRE・セミリタイア民はどうしても家でパソコンを使って過ごすことが多くなる。また、最近はだいぶ減ったかもしれないが、リモートワークの人も多いだろう。 そうなると厄介なのが冬の寒さ。パソコンに向かっていると、足や背中が冷えてくる。特に今年はインフレで電気代やガス代が、爆上がり中。 ということで、今回はFIRE・セミリタイア民のみならず、リモートワーク民向けに、冬の省エネ防寒対策を紹介してみたい。 私は暖房なしで過ごしてます 今年も大分寒くなって来た。 そんな寒い中、私はここ数年、日中「暖房なし」で過ごしている。その時使うのが以下の三種の神器だ。 動ける寝袋で暖房要らず 私は節電も兼ねて、着ぐるみ型寝袋を愛用している。以下のようなタイプのものだ。これを着ていると暖房なし、部屋の温度が10℃以下でも温かい。ほぼ暖房なしで過ごしている。 今回のクリスマス寒波では、新潟などで車の立ち往生が頻発しているようだ。エンジンを付けっぱなしにして、一酸化炭素中毒なども起きている様子。そんな時、この着ぐるみ型の寝袋があれば、エンジンを切っても何とか乗り切れるだろう。 【立ち往生したときには】 県内では断続的に雪が降り、路面状況が悪くなっています。 立ち往生したときは 車のマフラー付近をこまめに除雪。 できれば防寒具を着てエンジンもOFFに。 身動きがとれない場合は「道路緊急ダイヤル」#9910 に連絡。 #nhk_video_toyama https://t.co/n7jRGpN6Ez pic.twitter.com/WdVAEl9il2 — NHKとやま (@nhk_toyama) December 23, 2022 基本は足冷え対策 デスクワークの冷え対策の基本は、足を温めることにつきる。安いホットウォーマーで十分温かくなる。逆に頭を温めると眠くなる。 家事の際には歩けるタイプ 家事などで歩き回ることが多い場合には、歩ける靴タイプがお勧め。私も愛用している 背中が冷える場合 人によっては背中やお腹が冷える人も居るかも知れない。そんな時は、バイクのツーリング用に販売されている電熱ベストがお勧め。最近の製品はモバイルバッテリーを接続して使うタイプが中心。着ぐるみ型の寝袋と併用すると、低い温度設定でも十分温かい。 室内テントも 更に室内にテントを張ってしまうとういのも有効だ...

2022年相場の回顧・・・意外に常識の範囲だった

2022年も年末が迫って来た。ということで、月並みながら今年の相場の回顧をしてみたい。 結論から先に言うと 「常識の範囲内」 と言うことになる。 FRBの利上げで株価下落 今年の相場の流れを決めたのは言わずもなく「FRBの利上げ」だろう。既に2021年の半ばから 、アメリカでは強い物価上昇が始まっていた 。そして、そして年明けに勃発したロシアによるウクライナ侵攻で、世界的な物価上昇が決定的となった。 40年ぶりの10%近い物価上昇を受けて、3月からfRBが、 事前の予告通り「連続利上げ」に踏み切った 。 あとはご存じの通りで、それまでコロナ禍を物ともせず「爆上がり」していた米株を中心に、株式市場が総崩れの展開となった。また、通常は株価と逆相関になると言われていた債券も大暴落。ほとんど全てのアセットクラスが下落(暴落)する展開となった。 GAFA大暴落でレバナス爆死 FRBの利上げに伴い、これも教科書通りに、 ハイパーグロスのGAFA株が暴落 した。これも「極めて教科書通り」の展開だった。 金利が上がれば、株価の割引現在価値は大幅に下がる。 特に将来の成長期待で買われているNasdaq株は当然のことながら大きく下落する。まさに 投資の教科書の1ページ目に書かれている内容だ 。 これに伴いコロナバブル以来、SNSなどで持て囃されていた「レバナス」などのレバレッジETFは、軒並み爆死することになった。またカリスマファンドマネージャーに率いられ、 テスラ株への収集投資で知られるアークインベストメントなどのファンドも軒並み暴落した。 カリスマは唯の バブルのあだ花のピエロ であることが判明した。これも過去のバブル相場では、良くある話だ。 日銀指値オペで超円安相場 このFRBの連続利上げにも拘わらず、我が日本銀行は黒田総裁の指揮の元、 異例の「連続指値オペ」を実施し、超円安が確定的となった。 年初115円台だったドル円相場は、みるみる円安方向に進み、一時は、30年ぶりの150円越えとなった。 その後は、秋以降にアメリカのインフレ鈍化の兆しが出てきたことから、FRBの金融引締め打ち止め観測が出始め、ドル円相場も10円以上急落する展開となった。 暗号資産のFTXが破綻 年後半で話題になったことの一つに、暗号資産取引所のFTXが破綻したことがある。このFTX、暗号資産業界では後発なが...