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ひろゆき氏の大学無償化不要論について・・・日本版「科挙」の導入を

ひろゆき氏の大学無償化に関するtweetが話題を呼んでいるようだ。

大学の無償化に関しては、以前から国民の間で要望が高い。特に2000年代に入り、国公立大学の独法化が進み学費が急激に上昇したことで、大学進学に掛かる経済的負担が増大したことや、奨学金の利用率が高まったことなどもあり(全大学生の約半分が利用)、格差解消の手段として大学無償化を求める声が以前から強い。

しかし一方で、Fラン大学に代表されるように、大学のレベルに達していない”なんちゃって大学”が多いのも事実だ。漢字さえまともに書けない、割り算が出来ない大学生など、その意味意義を疑問視する意見も多い。

大学に行く必要があるのは、人口の20%程度

大学とは、元々高度な学問を学ぶ場所のはずだ。そうなると大学に行く資格のあるのは、普通に考えて偏差値で60以上ぐらいだろう。因みに偏差値60以上は、人口の15%程度だ。少し緩めに見ても、大学進学の適性があるのは、20%程度だろう。

現在の日本では、大学の進学率が60%近くにまでなっている。と言うことは偏差値で50%未満の学生まで大学に進学していることになる。偏差値50以下というと、実態としては、中学生以下の学力だ。難しい漢字が読めない、分数の計算が出来ないレベルだ。こんな大学生が、例えば経済や法律、高度な会計などを勉強するのは無理だろう。

大学の役目はシグナリング

では、なぜ必要もない人たちが大学に行きたがるのだろうか。理由は、”シグナリング”だと思われる。多くの国民が、”大学卒=高収入”というような刷り込みがあるからだろう。実際に、財閥系などの一流大企業では、一流大学卒しか採用しない。このような大企業では、MARCHG以下の大学は、大卒と見做されていない

実際に、戦後多くの家庭が、社会的な階級の上昇手段として”大学入学”を目指すようになった。

その結果、本来少人数に高度な学問を施す存在だった大学が、大衆化していった。所謂”駅弁大学”の誕生だ。そして大学自体も経済的メリットの追求として規模の拡大を行っていった。

更に少子化の結果として学生を確保するために大学が粗製乱造されるようになり、学力のない所謂Fラン大学生が誕生するようになってしまった。

企業は大学名でフィルタリング

多くの大企業は、採用に当たって”大学名でのフィルタリング”を行っている。MARCHGや関関同立以下の学生は、基本的に”高卒待遇”だ。企業は大卒の幹部候補生とは思っていない。つまり多くの中堅以下の大学は、”シグナリング効果”を既に失ってしまっている。存在自体が無意味なのだ。

この無意味なシグナリングのために、文系で総額400万円にも上る学費を奨学金で借りて大学に進学する意味があるのかと言うと大いに疑問だ。

また少子高齢化が進み、人口が減少している日本で、高校卒業後の多くの若者を無意味な大学生活に縛り付けておくのは、経済の面から見ても、国家としての損失だ。

”日本版科挙”の導入を

そこで提案したいのが、”大学入学検定試験(日本版”科挙”)の導入だ。今のセンター試験のようなものだが、例えば”1級”(東大受験相当”)から、10級(”Fラン大学程度”)までランキングを設ける。科目別にランキングを付けてもいいだろう。

企業が求めているのは、大学の勉強内容ではなくて、採用の際のシグナリングなので、大学入学検定試験(日本版”科挙”)があれば事足りる。4年間も学生生活を送る必要はない。東大入学相当の学力があるかどうかを”大学入学検定試験”で確認出来れば十分だ。

またバカレロアなどの国際的な試験とリンクさせてもいいだろう。

大学は本当に学問をする人のために

大学、特に国公立大学に関しては、”本当に高度な学問を収める”人たちのための存在にすればいいだろう。その条件下でなら、可能ならば公立校は無償化していもいいだろう。

必要な学問レベルは、高度なものに設定し、大学卒業資格の価値を今より大幅に高める。全員が英語で論文執筆が可能なレベルで、例えば国文学科卒なら古文の原文をスラスラ読めるレベルぐらいを目指すべきだ。英文科卒なら、英会話はもとよりシェークスピアの原文をスラスラ読めるレベルだ。

そして落第や留年は、当然に認められない。卒論なども極めて高度なレベルにして、大学資格自体の価値を大幅に高めるのだ。

抵抗勢力は教育者

この改革は、一部の例外を除いて”ほとんど全ての国民にメリットがある”。その例外とは、”大学の教授などの教育関係者”だ。そもそも今の日本の大学教育は、理系や医学部など一部の例外を除き、社会的な機能を果たしていない。早稲田や慶応の法学部を卒業してしても、不動産資格の”宅建”にもなかなか受からないレベルというのが実態だ。ちなみに宅建に要求される法律の知識レベルは、”本当に基礎的”なものだ。同じような話として、早稲田や慶応の商学部を卒業しても、”簿記三級”に落ちたりする学生も結構いる。日本を代表する超一流大学でこのレベルだ。

この程度の教育実績しかない日本の(特に文系の)大学教育者の大半は、給料泥棒、詐欺師レベルだ。

そして大学教育の無償化を強力に主張しているのは、”大学の関係者”だ。利益相反が甚だしい。

ただ教育者の皆さんも安心してほしい。もし日本版”科挙”が導入されれば、この試験のための”塾”が日本中に乱立することになるだろう。今の日本では、博士課程を修了しても就職先がない”貧困ポスドク”の問題が話題になっていた。塾が乱立すれば、このような高学歴貧乏を解決できるかもしれない。”日本版科挙”が導入されれば、教育者の職も今より増えるかもしれない。

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