5月13日に放送されたテレビ朝日の人気ワイドショー「モーニングショー」で円安とインフレの特集をしていた。その中でNYの異常な物価高の話題を取り上げていた。ラーメン一杯5000円、トイレットペーパー一袋(12個入)が千円と異常な物価上昇の状況が報告されていた。このニュースを見ていて強いデジャブ感に襲われた。こういう極端な状況が経済で起きると、その後に不況と暴落が起きることが繰り返されている。このNYの異常な物価高は、近い将来の大不況の前触れかもしれない。
いつか来た道また来た道
リーマンショック前・・・ハンガリーでゼロ金利
2008年に起きたリーマンショックの直前には、世界的に住宅バブルが起きていた。私が記憶しているのは、東欧のハンガリーや南欧のスペインなどで、「ゼロ金利の”円建て”住宅ローン」が大流行しているというニュースだ。このニュースを聞いた時「何故ハンガリー人が円で住宅ローンを借りるのだ」と疑問に思った。この時には、欧州の銀行は、日本のゼロ金利政策の影響で、実質マイナス金利で円資金を調達できていた。そして、この円建低金利ローンの影響もあり、当時の東欧や南欧では住宅バブルが起きていた。そのバブルはリーマンショックで敢え無く崩壊、ギリシャに至っては国家破産の瀬戸際まで追い詰められた。また資源価格が上昇してインフレが発生、当局が利上げを始めていた状況も一緒だ。
ITバブル・・・ランチで20万円のワイン
2001年に崩壊したITバブルの際には、数年前からNYでIT株の値上がりで異常なバブル状態が起きていた。NYの金融関係者がランチで20万円以上するワインを開けているニュースをやっていた。このニュースを見たのは、テレビ朝日の「ニュースステーション」。キャスターの久米宏氏が、その時ゲストコメンテーターで出演していた、四コマ漫画で有名な山藤章二氏に感想を求めた。その時の山藤章二さんのコメントが今で記憶に残っている。そのコメントは、「そのうち地獄に落ちるでしょう」だった。そして実際に程なくしてITバブルは崩壊。NYのバンカーは地獄に落ちた。
日本のバブル崩壊・・・1万円札ヒラヒラ
そして大取は1980年代末の伝説の日本のバブル経済だ。バブルのピークには、東京都心の繁華街では、1万円札をヒラヒラさせてもタクシーが捕まらなかったそうだ。この時のことは、今でもバブルの時の伝説として語り継がれている。そしてご存じのようにバブルは程なく破裂した。
経済で極端な現象は、暴落と不況のサイン
以上のように過去の暴落と不況の直前には、極端な経済状況が起きていた。また金融当局がインフレを受けて利上げを始めていた状況も今と一緒だ。今回NYでの異常な物価高のニュースを見て、同じことが起きる可能性が頭をかすめた。
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