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阿武町の誤送金で思い出した話・・・日本人の1/3は小学校低学年の知力しかな い

世の中を騒がせている山口県阿武町で発生した4300万円誤送金事件。とうとう資金の返還を拒否していた男性が山口県警に逮捕された。そして資金を受取った男性がネットカジノで資金を使いこんでしまったを証言していることが話題になっている。本当にネットカジノで資金を全額使い込んだのか、はたまた資金を隠しているのか今のところ不明だが、この話を聞いてある話を思い出した。その話とは、日本人の1/3(約30%)が、小学校低学年程度の知能しかないという衝撃的な報告だ。

PIAAC(国際成人力調査)

その調査とは、国際成人力調査(PIAAC、ピアック)と呼ばれるものだ。「日本人の子供の算数の順位が世界第三位」とか「日本人の子供の読解力は世界一位」とかのニュースを聞いたことのある人も多いだろう。PIAACとは、その種の学力調査の大人版と考えればいい。この報告書が話題になったのは、ベストセラー作家の橘玲氏が、著書で「日本人の1/3が簡単な文章が読めない」という衝撃の事実と共に紹介されてからだ。

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PIAAC(国際成人力調査、ピアック)

PIAAC調査報告書(文部科学省) 国立教育政策研究所HP

※因みにこのPIAAC、更に驚くべきことに日本人は、学力で世界一だ。ほとんどの国で人口の1/2(50%、半分!)の人間が、簡単な文章が理解できず、小学校3年程度の計算しかできないそうだ。

日本人の1/3が文章が読めない

橘玲氏の著書で紹介された内容で衝撃的なのは、「日本人の1/3が、簡単な文章が読めない」「日本人の1/3が、小学校3年生程度の数的思考能力しかない」という点だ。殆どのに人がこの話を聞いた時に「そんな馬鹿な」と思ただろう。

偏差値40以下は16%

だが冷静に考えるとこの話も納得できるところがある。例えば高校受験の時にお馴染みの偏差値だ。偏差値はザックリ言うと、生徒の学力が釣り鐘型の「正規分布」すると仮定して、個々の生徒の学力が、全体に対してどれぐらいのレベルにあるかを判断するものだ。全体の平均が偏差値50なので、もしあなたが偏差値50以下の場合には、あなたは平均以下の学力しかないと言うことになる。また平均の偏差値50を中心に偏差値上下10の範囲に全体の約66%が入るように調整されている(第一標準偏差)。つまり偏差値40から偏差値60までに全体の約7割弱が入る。もし、あなたの偏差値が60以上ならばあなたの学力は、上位16%弱に入ることになる。逆に言うと、偏差値40以下の人間が、世の中の約16%弱を占めることになる。割合で言うと約6人に一人割合だ。

偏差値45以下が全人口の1/3

偏差値40以下というと、どういう印象だろう。正直相当「***」というのが、偽らざる印象では、ないだろうか?まともに文章が読めない、簡単な計算もできない。そして範囲を偏差値45以下まで広げると全体の約30.85%占める。世の中の1/3が偏差値45以下なのだ。

役所や銀行でトラブルが多いのは文章が読めないから

私はこの話を聞いてから納得できることがあった。それは役所や銀行などでのトラブルだ。役所や銀行では、住民や顧客に書類を記入してもらうことが多い。その際、多くの人間が書類の記入ミスを犯す。また、パンフレット等で幾ら説明してあっても、同じ質問を繰り返したり、同じ間違いを犯す人が想像以上に多い。今になって考えると、彼・彼女らは、説明書やパンフレットに書かれている事の意味が理解できなかったのかもしれない。同じようなことは携帯電話などの契約にも当てはまるだろう。プランの詳細を巡って、客と通信会社との間で常にバトルが繰り返されている。「そんな事聞いてないよ!」というセリフだ。今になって思えば、彼・彼女らは「聞いたこと」しか理解できないのかもしれない。「読んで」理解することは、そもそも無理なのだ。

偏差値60以上行政

実際のところ公務員の偏差値は、最低でも60以上、国家公務員に限れば、最低でも65以上はあるだろう。メガバンクに入社する学生の偏差値の平均は、70以上ある。そう考えると、かれら世間のエリート・ホワイトカラーと、偏差値50以下の一般庶民(国民の50%!!)との間で、深い断絶が生じるのも、あながち避けられないのかもしれない。

奨学金のおかげで田舎には「***」しか残っていない

もう一つ気になった点は、「田舎には***しか残っていない」可能性だ。以前なら、いくら勉強ができても、家庭の経済的事情で進学できなかった人が多くいた。実際に1980年代のバブルのころまでの日本の大学進学率は、短大を入れても20%程度だった。だが今は貸与型(要は借金)とは言え、ほとんど全ての学生が奨学金を借りることが出来る。これはこれで色々問題のある制度だが、少なくともMARCHレベルの学力である偏差値60以上の人間は、ほとんど都会の大学に進学してしまう事を意味する。実際に今の日本の大学進学率は60%を超えている。そして多くの大学生は、都会に留まり田舎には戻ってこない。つまり今の日本の田舎には、地元の役所や金融機関、大企業に就職する人間を除くと、偏差値50以下の人間しか残っていない可能性がある。

学力が低くても仕事は出来た

ここで注意が必要なのは、このPIAACで調査されているのは、あくまでも読解能力や数的思考能力、ITリテラシーに関してだけだと言うことだ。世の中の仕事うち、これらの能力が必要なのは、官僚やホワイトカラーのサラリーマン、教師などの教育関係、弁護士や医者、ITエンジニアなど専門職が中心だ。世の中の仕事の大半を占める仕事には、実はそれほどの「学力」は必要ないだろう。またスポーツや音楽、料理などセンスが必要な仕事も学力とは、それ程関連がないかもしれない。ビジネスで成功する人中にも、多くの中卒や高卒の人が多数いる。偏差値が高いからと言って「金持ちになれる」わけではない。

ネットカジノで全て使い切った可能性もある

今回の事件では、逮捕された容疑者の男性が、「ネットカジノで全て使い切った」と証言していることが話題になっている。SNSやメディやでは、本当にネットカジノで4000万円以上の大金を使い切ったか否かで話題沸騰だ。だが、日本人の1/3が、基本的な文章が読めず、簡単な計算も出来ないと考えると、あながりあり得ない話ではないのかもしれない。

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