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新社会人に贈るお金の話2022・・・お金持ちになる正しい方法(2)高収入≠お 金持ち

新社会人の皆さん社会人デビューおめでとう。早いもので4月も三分の一を過ぎてしまった。皆さんは新しい環境になれただろうか?今回は、お金持ちになる正しい方法(2)として、年収と貯金額は比例しないという話。

高収入≠金持ちでは、必ずしもない

多くの人が誤解しているが、高収入イコール金持ちではない。このことを誤解している人がものすごく多い。お金持ちとは、年収の高い人のことではない。文字通り手元にお金のある人のことだ。

高収入でも貧乏な人々

世の中には高収入でも貧乏な人が、物凄くたくさんいる。まだ働き始めたばかりの新社会人にはピンとこないかもしれないが、たとえ高収入でも、稼ぐ以上に支出が多ければ、当たり前だが、手元にお金は残らない。

年収1000万円のプチ贅沢世帯

多くのサラリーマンが年収一千万円を一つの目標にしているかもしれない。一応、年収一千万円に到達したら勝ち組と言うのが世間の常識だろう。しかし実際には、年収一千万円でも浪費すればすぐに金は足りなくなる。実際に年収一千万円でも、手取り額は700万円台後半というところ。月に直すと60万円弱ぐらいになる。実際はボーナス込みなので、ボーナスを除いた月給は更に低く50万以下だろう。

一方でちょっと贅沢な暮らしをすれば、金はどんどん飛んでいく。例えば、4人家族で首都圏のタワマンに住み、SUVの自家用車に乗り、子供を私立に通わせたとしよう。

手取り月収50万円※ちょっと高め、ボーナス比率が高い会社だと40万円ぐらいだろう
タワマン住宅ローン返済20万円35年の固定、頭金、ボーナス払い無しで計算
自動車ローン5万円これ以外に、税金、車検費用、保険、ガソリン代
子供の教育費10万円私立に通わせると一人年100万が相場、習い事をすれば更に増加
小計35万円
残金15万円

手取りを50万円と若干高めに設定した場合でも、手残りは15万円程。光熱費が2万円、通信費2万円、食費を6万円で計算すると残りは5万円だ。

ここから、お父さんのランチ代や飲み代、母親のママ友ランチ代、クリーニング代、医療費などを除くとほとんど何も残らない。下手をすると赤字だ。

この時点でかつかつだと、ボーナスで旅行に行ったりするともう貯金は出来ない。そう年収一千万円なのに「貯金ゼロ世帯」の出現だ。

プロスポーツ選手

一昔前の昭和の時代だとプロスポーツ選手が高収入の代表格みたいな時代があった。ドラフトで一位指名されるような一流選手だと、契約金が数千万円、年収も数千万円と言う感じ。サラリーマンの生涯年収を数年で稼ぎ、夜の銀座で豪遊し、豪邸に住み、スーパーカーに乗って女子アナと結婚するといのが典型的なイメージ。

しかし実際の手取り額を計算してみると、それ程多くないのかもしれない。例えば契約金5000万円で、年俸も5000万円の野球選手の場合。まず実際の手取りは、税金を差し引かれるので、半分以下だ。可処分所得は2500万円程度と考えるのが妥当。月にすると200万円程度だろう。そこから1億円のタワマンの返済、2000万円のスーパーカー、生活費を50万程度とすると、手残りはそれほど多くない。以下のようなイメージ。

月の手取り200万円
タワマンローン30万円ザックリ固定35年ローン
スーパーカーのローン50万円2500万円、金利5%の48ヵ月で計算
小計80万円
生活費50万円デパ地下で買いものしてちょっと贅沢したらこれぐらい必要
残り30万円毎週ゴルフに行ったり、豪華な海外旅行に行けば赤字

また多くのプロ野球選手やJリーグのOBが、現役引退後に経済的に困窮しているという話もチラホラ聞く。これは、選手生命が意外に短いからだ。一流選手でも現役でバリバリ活躍できるのは、15年が限界だろう。Jリーグのサッカー選手だともっと短くて、実際は10年未満の選手が大半だ。また怪我や故障が理由で数年で引退する選手も多いだろう。そうなると仮に数千万円の年収があったとしても、生涯年収は意外に少なく、せいぜい3億円程度だ。これは大企業のエリートサラリーマンとあまり変わりがない。

キャバ嬢やカリスマホスト

高収入と聞いてカリスマキャバ嬢やホストを思い浮かべる人も居るかもしれない。また何の学歴も職歴もない場合に、手っ取り早く大金を手に出来る職業として、水商売を選ぶ人も居る。だが実際には、稼げるのは、ほんの一握りだ。基本給は安く、ほとんどが売上に連動する歩合給だ。またドレス代や美容院代、アクセサリーなどは自腹の場合が多い。職場の近くに住むとなると、家賃の高い都心の賃貸。また銀座のホステスクラスになると、顧客へのプレゼントや付け届けなどの気配りも欠かせない。収入は多いが、出費も意外に多いと聞く。当然ながら年を取ると仕事がなくなる。スポーツ選手と同じで、稼げるのは長くて10年程度だろう。その間に一生生活できる資産形成が出来るかと言うと、かなり怪しい。

低収入でも金持ちな人々

以上の様に一見華やかに見える高収入な職業の人たちでも、一皮むけば「貯金ゼロ」と言う人は意外に珍しくない。一方で話題になり難いが、低収入でもしっかり貯めている人も居る。

年収300万円で貯金1000万円

日本人の平均年収は500万円台だ。だがより実態に近いのは中央値と呼ばれる数値だ。大体年収300万円(月収25万円)が、本当の平均だろう。税金や社会保障費を除く手取りは、21万円程だ。子供が2人いると子供手当が一人当たり1万円、合計2万円支給されるので、手取りは23万円。この手取りでどうやって1千万円の貯金が出来るのだろうか。地方で子供二人の4人家族の場合。

手取り月額23万円手取り+子供手当
家賃(地方)5万円地方賃貸
自動車ローン2万円中古100万、4年ローン
光熱費1万円
食費3万円基本自炊
通信費1万円格安SIM
保険1万円共済利用
医療費1万円子供は無料
小計14万円
9万円

基礎生活費を除いて9万円の残りがある。ここからお父さんのお小遣いや、子供の教育費、娯楽費などを除くと実質はカツカツだろう。だがギリギリ生活に困ることはない。また奥さんが扶養の範囲内でパートなどをすれば、そのパート代をまるまる貯蓄に回すことが出来る。年100万円の貯蓄も可能。10年頑張れば貯金が1000万円を越える。

年収200万円代の介護職

年収200万円の非正規介護職の場合はどうだろう。手取りだと15万円程度になる。

手取り月額15万円年収200万円代
家賃3万円地方アパート
自動車ローン0万円原付バイク利用で自動車なし
光熱費1万円
食費3万円昼食費込み、自炊
通信費1万円家のインターネット+格安SIM
保険5千円共済+医療保険
医療費5千円
小計9万円
6万円

地方であれば、基礎生活費を除いて6万円程度の手残りになる。ここから娯楽費や酒代、洋服代などを支出することになる。月1万から2万の貯蓄が限度かもしれない。ガッツリ貯蓄や資産運用しようとすると副業などが必要になるかもしれない。

結婚して共働きなら資産形成可能

非正規で低年収だと貯金や資産形成は不可能だろうか。独身ならかなり難しい。だが、ここで発想を転換して結婚して共働きならどうだろう。家賃や光熱費などの固定費は、一人でも二人でも、あまり変わりがない。地方なら奥さんの収入を全て貯蓄に回せば年100万近い貯蓄や資産形成も可能かもしれない。頑張れば1000万円も夢ではない。

入るを量りて出ずるを為す

結局のところ昔から言われている「入るを図りて出るを為す」という結論になる。収入の量を厳密に計算して、支出をコントロールするこでしか資産形成は出来ない。なぜなら使ってしまうとお金は残らないから。

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