止まるところを知らない新型コロナウィルスのパンデミック。オミクロン株による第6波で、日本でも連日感染者の拡大が止まらない。そんな中、気になるニュースが飛び込んできた。東南アジアのラオスで蝙蝠から新型コロナに類似したウィルスが複数発見されたというのだ。このニュースを聞いてあることを思い出した。それは「中国ーラオス新幹線」だ。
以前、新型コロナウィルスが拡大した原因として「中国新幹線犯人説」に関する記事を書いた。

ラオスに新幹線が完成
余り日本では報道されていないが、2021年12月に、東南アジアのラオスで、何と「新幹線」が開通した。世界的に見ても貧しい国の一つに数えられるラオスで何で「新幹線」と思った方も多いだろう。この新幹線を建設したのは、お隣の中国。今はコロナ禍で接続されていないが、将来的には中国の昆明と接続される予定。
ラオスと言われてもピンとこない人が大半だろう。タイとベトナムの間の小さな国だ。国土の大半が険しい山岳地帯とジャングルに覆われている。世界の最貧国の一つだ。しかも未だに社会主義政権だ。国内の大半は未開のジャングルで人々は伝統的な生活を続けている。そのラオスに新幹線が通ってしまった。
中国南部からラオスにかけてはウィルスの宝庫?
中国南部の雲南省や貴州省から東南アジアのラオスやタイの北部にかけての山岳地帯は世界でも一二を争う「生物多様性」がある地域だ。標高2000m近い山岳地帯と熱帯雨林が同居していて様々な生物が生息している。当然「未知の多様なウィルス」も存在していると思われている。
今までは人口密度が少なく険しい山岳地帯だったため世界からは隔絶していた。今でも多様な少数民族が住んでいる。その山岳地帯をぶち抜いて中国が新幹線を通してしまった。
ラオス新幹線は中国の「一路一帯」の一部
過去10年に渡って中国は、国内の新幹線網の建設を続けてきたが、同時に輸出にも力を入れてきている。世界各国で売り込みを行っているが、特に力を入れているのが「東南アジア」だ。最終的には、中国南部の雲南省の省都「昆明」から、インドシナ半島を南下して「バンコク」「クアラルンプール」を経由してシンガポールまで新幹線網を構想している。この新幹線は中国の国家戦略である「一路一帯」の重要な一部をなしている。
新型コロナパンデミックの原因は飛行機と新幹線
今回の新型コロナウィルスへの対応が遅れた要因の一つは、「人の移動の多さ」を読み間違えたことだ。20年の2003年に発生した「SARS」の際には、幸いなことに中国人の移動が限られていたことから、世界的なパンデミックにはならなかった。しかし20年後の現代では、中国人が数百万人単位で海外旅行するようになっていた。中国の地方都市から国際線の航空機がバンバン飛んでウィルスをあっと言う間に世界に広げた。
ラオスから新幹線がコロナを運ぶ
私が恐れているのは、「中国ーラオス新幹線」が、新たな「ウィルス」を世界に広げることだ。「ラオス新幹線」は、新型コロナのパンデミックもあり今のところラオス国内での運航に限定されている。しかしコロナが終息した暁には、中国雲南省の省都昆明と直通運転が予定されている。さらに将来的には、インドシナ半島を南下してタイのバンコクとの直通運転も計画されている。次のパンデミックが起きるとしたら、このラオス新幹線を経由して未知のウィルスが拡散することになるかもしれない。
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