スキップしてメイン コンテンツに移動

株価が下落したときに気休めに読む話(その2)

2022年に入ってから、株価の下落が止まらない。1月27日に開催されたFOMCでも、3月からの利上げの可能性が言及されたことから、株価が暴落に近い下落を演じている。2年近く続いた「コロナバブル相場」も終焉も迎えているようだ。

コロナ相場で投資を始めたビギナーにとっては、初めての「本格的な下落相場」ということもあり、パニック状態に陥っている人も多いだろう。

そんな人のための「株価が下落した時に気休めに読む話」その2。

生活防衛資金を確認しよう

昔から「投資は不要不急のお金で」とよく言われるが、具体的に何をしたらいいか分からない人も多いかもしれない。投資で一番重要なのは、パニックに陥らないことだ。そのために一番重要なことの一つは、「生活防衛資金」を確保しておくことだ。仮に仕事をなくした場合でも、自分と家族の生活がある程度の期間維持できるための「緊急用の資金」だ。家族形態や持家か、ローンがあるかなどのライフスタイルにもよるが、最低でも3ヵ月から6ヵ月分の生活費を「預金」で確保しておきたい。個人的には1年間無収入でも生活できる資金は、手元に確保しておきたい。

一つ注意点は、「最低限の生活を維持できる生活費」と言う点。失業したような緊急時には、不要不急の出費を素早く抑えて、生活を維持できる最低限の資金と言う点。いまの生活費全部を賄うという意味ではない。そのためには家計簿をつける必要がある。あなたは家計簿をつけているだろうか?

もし、あなたが「生活防衛資金」なしで投資をしているとしたら、一旦投資は休止して生活防衛資金のための「貯金」を優先させるべきだ。

使い道が決っている資金は預金で

生活防衛資金とならんで「使い道が決っている資金」は、「現金」や「預金」で確保すべきだ。住宅ローンの頭金、結婚資金、子供の教育費用などの予め使途が決っているお金を投資でリスクに晒すと、下落相場でパニックに陥りがちだ。もし「予め使途が決っている資金」をハイテク株などのリスクの高い銘柄に投資しているのなら、一旦引き上げるもの手だ。

レバレッジはご法度

世間では、コロナ相場でハイテク株が上昇したことから、「レバナス」と言われるレバレッジを掛けた投信やETFが一部で流行しているようだ。当然レバレッジを掛けていれば、下落相場では短期間で損失が急増することになる。理屈の上では分かっていても、実際に経験するとパニックに陥る人も多いだろう。損切りが出来ないままずるずると持ち続けて、底値の近くでぶん投げるのはよくある話だ。そもそもレバレッジ商品は短期のトレーディング向きの商品で、長期投資には向いていない。もちろん中にはトレーディング用途や宝くじ感覚で買っている人もいるだろうから、全ての「レバ」を否定しているわけではない。あくまでも投資には不向きと言うだけの話だ。

損切りも経験

下落相場初心者にはハードルが高いかもしれないが、もしあなたが今、下落相場でパニックに陥っているとしたら、「損切り」をしてみるのも一つの手だ。一旦リセットして、今保有している銘柄を損切りして、「もう一度今の値段で買いなおすか考える」のだ。もし「損切り」した後でも保有したい銘柄であるなら、もう一度その時の値段で買い直そう。幸いなことに「損切り」しても所得税は生じない。確定申告すれば、損失分は繰越できる。

それでも投資は続けよう

初めての下落相場でパニック状態に人の中には「もう相場はこりごり」と思っている人も多いだろう。そんな人にも私は少額でも投資を継続することを強く勧める。特に株式投資は財産形成をする上で、今のところ最高の投資手段という意見は変わらない。現在の資本主義経済が続く限り株式に長期で分散投資をすれば、いずれ大きなリターンを得ることが出来るという信念にも変化はない。もちろん近い将来AIやロボットが普及して、「働く必要がない社会」が到来するかもしれない。そうなった時には、今の様な「株式会社」も消滅するかもしれないが、そうなったら生活の心配をする必要がなくなるわけで無問題だ。あとは核戦争やパンデミックで現代社会が崩壊するとか。考えてもきりがない。

コメント

このブログの人気の投稿

【台湾有事に本気で備える】・・・その(2)台湾有事の現実的なシナリオ

ウクライナ戦争の勃発以来、軍事力を使った国境や領土の変更の現実性が改めて認識され、日本でも台湾有事の可能性が話題に上ることが多くなっている。 情勢の緊迫化を受けて日本政府も防衛費の倍増方針を表明した。 台湾有事の可能性が高まってきているのは間違いないようだ。 そこで今回は将来発生するかもしれない台湾有事で、実際に何が起きるか現実的なシナリオを紹介してみたい。 予想されている軍事的なシナリオ ハイブリッド戦争 まず最初に起きることが予想されているのが、 大規模サイバー戦争を含む、所謂「ハイブリッド戦争」 だ。電力や通信、交通などの各種重要インフラに対して大規模なサイバー攻撃が行われる。このサイバー攻撃には、金融機関へのハッキングなども当然含まれる。 また各種フェイクニュースをSNSなどにバラまくことで、政治的な混乱を狙った攻撃も実施されるだろう。 スマホなどが一時的にでも利用できなくなり、○○ペイなどのキャッシュレス決済が止まっただけで、経済には甚大な損害が出るだろう。 更に台湾と世界を結ぶ海底光ファイバーケーブルが遮断されることも想定されている。そうなると台湾と世界の通信は衛星通信のみになり大幅に制限されるだろう。 台湾海上封鎖 次の段階で予想されているのが、台湾の海上封鎖だ。日本と同じ島国の台湾は、海外からの輸入に依存している。中国が台湾周辺の海上封鎖を実施し、船舶や航空機の運航を妨害しただけで、台湾は、食料や原油などの物資不足に陥り大混乱になるだろう。 同時に中国と台湾の間の台湾海峡も完全封鎖されるだろう。民間船舶や航空機の立ち入りは完全に止められるか、中国による臨検が行われるようになるだろう。 ミサイル攻撃 次に予想されるのが大規模なミサイル攻撃だ。 台湾のレーダーなどの防空システムや発電所などのインフラに大規模なミサイル攻撃 が実施される可能性が高い。台湾側も防空体制は取っているが、数百発のミサイルによる同時攻撃が行われた場合には、既存の防空システムだけでは防ぎきれないだろう。 この攻撃の際には、従来のミサイルだけでなく、 大量のドローンを使った所謂「飽和攻撃」や「スウォーム攻撃」 が行われる可能性も高い。今のところ、この大量のドローンを使った攻撃を効果的に防ぐ方法は開発されていない。相当な損害が出て一般市民の生活が困難になるだろう。 直接上陸作戦 台湾の防...

最強クリスマス寒波は、暖房なしで、これで乗り切る・・・車の立ち往生対策にも

FIRE・セミリタイア民はどうしても家でパソコンを使って過ごすことが多くなる。また、最近はだいぶ減ったかもしれないが、リモートワークの人も多いだろう。 そうなると厄介なのが冬の寒さ。パソコンに向かっていると、足や背中が冷えてくる。特に今年はインフレで電気代やガス代が、爆上がり中。 ということで、今回はFIRE・セミリタイア民のみならず、リモートワーク民向けに、冬の省エネ防寒対策を紹介してみたい。 私は暖房なしで過ごしてます 今年も大分寒くなって来た。 そんな寒い中、私はここ数年、日中「暖房なし」で過ごしている。その時使うのが以下の三種の神器だ。 動ける寝袋で暖房要らず 私は節電も兼ねて、着ぐるみ型寝袋を愛用している。以下のようなタイプのものだ。これを着ていると暖房なし、部屋の温度が10℃以下でも温かい。ほぼ暖房なしで過ごしている。 今回のクリスマス寒波では、新潟などで車の立ち往生が頻発しているようだ。エンジンを付けっぱなしにして、一酸化炭素中毒なども起きている様子。そんな時、この着ぐるみ型の寝袋があれば、エンジンを切っても何とか乗り切れるだろう。 【立ち往生したときには】 県内では断続的に雪が降り、路面状況が悪くなっています。 立ち往生したときは 車のマフラー付近をこまめに除雪。 できれば防寒具を着てエンジンもOFFに。 身動きがとれない場合は「道路緊急ダイヤル」#9910 に連絡。 #nhk_video_toyama https://t.co/n7jRGpN6Ez pic.twitter.com/WdVAEl9il2 — NHKとやま (@nhk_toyama) December 23, 2022 基本は足冷え対策 デスクワークの冷え対策の基本は、足を温めることにつきる。安いホットウォーマーで十分温かくなる。逆に頭を温めると眠くなる。 家事の際には歩けるタイプ 家事などで歩き回ることが多い場合には、歩ける靴タイプがお勧め。私も愛用している 背中が冷える場合 人によっては背中やお腹が冷える人も居るかも知れない。そんな時は、バイクのツーリング用に販売されている電熱ベストがお勧め。最近の製品はモバイルバッテリーを接続して使うタイプが中心。着ぐるみ型の寝袋と併用すると、低い温度設定でも十分温かい。 室内テントも 更に室内にテントを張ってしまうとういのも有効だ...

2022年相場の回顧・・・意外に常識の範囲だった

2022年も年末が迫って来た。ということで、月並みながら今年の相場の回顧をしてみたい。 結論から先に言うと 「常識の範囲内」 と言うことになる。 FRBの利上げで株価下落 今年の相場の流れを決めたのは言わずもなく「FRBの利上げ」だろう。既に2021年の半ばから 、アメリカでは強い物価上昇が始まっていた 。そして、そして年明けに勃発したロシアによるウクライナ侵攻で、世界的な物価上昇が決定的となった。 40年ぶりの10%近い物価上昇を受けて、3月からfRBが、 事前の予告通り「連続利上げ」に踏み切った 。 あとはご存じの通りで、それまでコロナ禍を物ともせず「爆上がり」していた米株を中心に、株式市場が総崩れの展開となった。また、通常は株価と逆相関になると言われていた債券も大暴落。ほとんど全てのアセットクラスが下落(暴落)する展開となった。 GAFA大暴落でレバナス爆死 FRBの利上げに伴い、これも教科書通りに、 ハイパーグロスのGAFA株が暴落 した。これも「極めて教科書通り」の展開だった。 金利が上がれば、株価の割引現在価値は大幅に下がる。 特に将来の成長期待で買われているNasdaq株は当然のことながら大きく下落する。まさに 投資の教科書の1ページ目に書かれている内容だ 。 これに伴いコロナバブル以来、SNSなどで持て囃されていた「レバナス」などのレバレッジETFは、軒並み爆死することになった。またカリスマファンドマネージャーに率いられ、 テスラ株への収集投資で知られるアークインベストメントなどのファンドも軒並み暴落した。 カリスマは唯の バブルのあだ花のピエロ であることが判明した。これも過去のバブル相場では、良くある話だ。 日銀指値オペで超円安相場 このFRBの連続利上げにも拘わらず、我が日本銀行は黒田総裁の指揮の元、 異例の「連続指値オペ」を実施し、超円安が確定的となった。 年初115円台だったドル円相場は、みるみる円安方向に進み、一時は、30年ぶりの150円越えとなった。 その後は、秋以降にアメリカのインフレ鈍化の兆しが出てきたことから、FRBの金融引締め打ち止め観測が出始め、ドル円相場も10円以上急落する展開となった。 暗号資産のFTXが破綻 年後半で話題になったことの一つに、暗号資産取引所のFTXが破綻したことがある。このFTX、暗号資産業界では後発なが...