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要介護2でも特養に入れた秘密の方法、その2・・・セミリタイアと介護

30代、40代ぐらいの若い人には、あまり身近な感じがしないかもしれないが、50代になってくると親の介護が現実味を帯びてくる。セミリタイアしていてもそれは同じ。むしろ経済的な負担を考えると、より深刻な事態。

そんな折、ネットで以下の老人ホーム関連のニュースを見た。記事の筆者が老いた母親と叔母を有料老人ホームに入れた後、特養に当選して入居できたという話。私も最近同じような体験をしたので、記事にしてみた。今回は「その2」。その1は以下のリンクをクリック。

介護2でも特養に入れる「特例入居」

前の記事にも書いた通り、私の親類の要介護度は「要介護度2」。普通に考えると特養には正式入居は出来ない。それが何故か2ヵ月のショートステイの後に、いきなり正式入居が認められた。理由は「特例入居」。入居者が、独居の場合や、認知症の症状が酷く一人暮らしが難しい場合、家族のDVが疑われるなど、「緊急度」が高いもの

確かにショートステイしている私の親類は「独居」だが、それ以外には、それほど「緊急度が高い」とも思えず、狐につままれた気分だった。

要介護2でも特養に入れた理由

入居に向けた事務作業などを通じて特養や担当ケアマネなどと、やり取りしているうちに理由がなんとなく分かってきた。特養に入居した親類は、女性ながら定年まで「公務員」をしていた。年金は、国民年金や3号非保険者ではなく、公務員共済の受給者。正社員の男性並みの年金を受給していた。特養の入居費用程度なら十分賄える。また、この親戚は、担当ケアマネの案内で同じ特養が運営している「デイサービス」や訪問介護を利用していた。この親戚は、特に騒ぐこともなく、いつもニコニコ笑顔で過ごしていて、介護の担当者に人気の介護負担の少ない要介護者だったらしい。

特養も優良な入居者を探している

特養は基本的に公的な介護資金で運営されているが、経営自体はそれぞれの運営主体が行っている。また特に特養には、経済力のない、要は「貧困層」の高齢者が集まってくる傾向がある。親戚が入居することになった特養でも、入居者の6割が「国民年金」の受給者の元自営業者や農家。年金は、月6万円程度なため、介護度が要介護3程度だと、介護保険からの支給額がそれほど多くなく経営的に厳しく、本当は必要な使いの介護サービスも制限せざるを得ないケースがあるらしい。また、介護職員から聞いた話なのだが、男性高齢者、特に飲酒癖のある男性は暴れる場合が多く、介護離職の原因にもなることから、介護施設からは嫌われているらしい。

私の親戚は理想の優良入居者

ということで、私の親戚は、国民年金ではなく「フルに」共済年金を貰っている優良顧客。おまけに「デイサービス」では「暴れないこと」が確認済み。独居なので「特例」も使えると、是非とも入居者として確保したい有料物件として目を付けられていたらしい。さすがに要支援では、特例入居は無理だが、要介護状態になった時を狙って速攻で「ショートステイ」を提案して身柄を確保。ショートステイで改めて介護が楽なことと、本人に加えて、親戚も含めて、経済的に余裕があることが確認できたので、速攻のたった2か月で入居が決まったらしい。

介護する側も、しょせん人間。見ず知らずの入居者を介護するよりは、予め顔の分かる入居者を介護する方が気が楽なのは当然なこと。特養は公的な介護施設だが、それは同じこと。むしろ支払い能力で入居者を選別する「有料老人ホーム」より、その傾向が強いのかもしれない。

お勧めは、事前の「ショートステイ」

ケアマネに聞いた話なのだが、もし家族に将来介護の可能性があるなら、事前の「ショートステイ」がお勧め。ショートステイでは、1泊で1万円程度に費用が必要だが、ショートステイを利用すると、そのホームの実情がよくわかるようになる。食事の内容や、介護の体制、介護職員の熟練度など、主に目に見えない部分。できれば複数の老人ホームにショートステイしてみて、気に入ったホームが見つかったら、その後は、その特養関連の介護サービスを集中的に使い続けるようにする。そうやって顔を売る事。そうすると条件にもよるが、入居が必要になった時、場合によっては100人ぐらいの待機者を飛び越えることもあり得るらしい。

ちなみに「特養」は、原則として、その「特養」がある自治体に「住民票」があることが必要。なので、まず老人ホームを事前に決めて、その自治体に事前に移住しておくことも一つの手かもしれない。

まとめ:特養入居を狙うなら事前準備は欠かせない

もしどうしても特養への入居を希望するなら、事前の条件づくりが必要。私の親戚の場合は、「独居者」という部分がキーになった。ならば、予め「特例入居者」に該当するように、条件を整えておくことも考えられる。この辺りは相手のある事なので何とも言えないが、担当ケアマネが優良入居者を物色している場合も結構あるようだ。

このテクニックは、自分が将来「介護される側」に廻った場合にも応用可能。将来も見越して、事前に経済的なものも含めて「条件を整えておく」ことがこれからは、必要かもしれない。

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