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就職人気ランキングほど当てにならないものはない

新型コロナウィルス,一色の昨今、ニュースを見ていたら毎年恒例の「就職人気ランキング(2021年卒)が出ていた。コロナ大不況が予想される中、就活生には同情するしかない。ただ私が就職したのは30年以上前比べると、このランキングほど当てにならないものは無いようだ。

バブルピークの1989年との比較(男子学生)

文系理系
順位1989年2021年1989年2021年
1位NTT東京海上NTTソニー
2位三井物産ソニーNEC富士通
3位三和銀行伊藤忠日立製作所味の素
4位東京海上JTB東芝トヨタ
5位日本生命トヨタIBMNTTデータ
6位三菱銀行JR東日本ソニー日立製作所
7位三菱商事ANA三菱電機JR東海
8位伊藤忠商事味の素富士通パナソニック
9位住友銀行ニトリ松下電機SKY
10位富士銀行サントリー本田技研JR東日本
※マイナビ調べ

バブル株価のピークだった1989年には、バブルの象徴「NTT」を筆頭に、商社、生損保、都銀のバブル業種がづらり。そのうち2021年でランクインしているのは、安定の損保「東京海上」と中国ビジネスの雄「伊藤忠」のみ。あとはオリンピックの影響かJTBがランク入り、ニトリも今っぽい。

理系に関してソニーはいいとして親会社「NTT」から「NTTデーター」に入れ替わっているのが目につく。あとは電機メーカーが軒並み落選。自動車メーカーでは、当時F1レースでブイブイ言わせていた本田からグローバル企業トヨタに代わっている。さらに当時は民営化したばかりでトラブル続きだった、JRグループが安定したイメージからかランキング入り。

女子学生は相変わらず航空会社が強いらしい

女子学生に関しては1989年のランキングを見つけることが出来なかった。どうも1997年までは、ランキングは、男子学生のみだったらしい。ただ、人気企業はそれほど変わっていないようで、JAL、ANAのエアライン、JTBなど旅行会社、そして東京海上が御三家。あとは女性中心の企業と言うことで「資生堂」。理系では、企業名の入れ替わりはあるものの「食品会社」が人気。

就活ランキングは、ほぼ「逆指標」

こう見ていると「就活ランキング」は、ほぼ「逆指標」と言えなくもない。そう考えると意外に1989年にランクインしていた企業がこれから来るかもしれない。

NTT

スマホとネットが中心の現在、固定電話を使わないので殆ど目立たないNTT。だが日本中の光ファイバーケーブルを握っているのはNTT。今後、ウィズ・コロナでリモートワークが本格化すると、インフラを握っているNTT(本体)が復活も。

都銀(メガバンク)

IT化の遅れと今や相次ぐリストラで、衰退業種の代表になってしまった都銀(メガバンク)。だが、アフターコロナで大企業が軒並み売り上げ急減、資金繰りに行き詰まる中、今、銀行に融資の依頼が殺到している。コロナが長引くと意外にも「復活」の可能性も。足元デフレとカネ余りが続いているが、2025年頃から、高齢化の影響で、国内で預金が減り始めるという指摘もあり、そうなると資金不足から利ザヤが拡大、意外に復活するかもしれない。

総合商社

この30年浮き沈みの激しかった総合商社。今回もコロナで海外投資案件が軒並み影響を受けている。リーマン後、「中国銘柄」として気を上げていた「伊藤忠」と資源開発会社化していた他の総合商社で差がついていたが、アフターコロナで逆転も。

2020年にあって1989年にはなかったもの

インターネット

やっぱりインターネット。正確にはインターネットは1989年時点で存在したが、アメリカ軍と一部の大学でのみ利用可能。一般には解放されていなかった。民間に開放されたのは1992年に当時のゴア米国副大統領が「情報スーパーハイウェイ構想」を発表してから。1995年にWindows95が発売されて一気に一般に普及した。当時は、一部の例外(ソフトバンクの孫さんとか)を除いて、ネットがここまで普及することを予想している者は、ほぼ皆無。今からすると信じられない。

GAFA

今を時めく「GAFA」だが、当時存在していたのは、appleとマイクロソフトぐらい。グーグルもAmazonもFacebookも存在しなかった。当然Twitterもブログも存在せず。SNS自体がなかった。そんな中、当時の若者の情報源の中心は「雑誌」。あとはラジオとTVぐらい。信じられないかもしれない。

スマホ

今から考えるとどうやって生活していたのは謎と思われるかもしれないが、「スマホ」も当然存在せず。当時はNTTが、携帯の元になる「移動電話」を出したばかり。保証金が「30万円」、毎月の費用も「30万円」必要だった。持っていたのは「地上げ屋」ぐらい。大きさと重さも、厚めのきめの本ぐらいあった。

ユニクロ、ソフトバンク、HIS、ネット証券…LCC

ちなみに日本企業では、今やグローバル企業の「ユニクロ」が存在していなかった。当時、社長の柳井さんは、山口県で実家の「洋品店」を継いだばかり。ソフトバンクも当時は秋葉原のパソコンソフト卸売会社。まさかグローバル企業になるとは、孫さん以外は考えていなかった。今や旅行業を代表する企業まで成長したHISも当時は、いかがわしい格安チケット屋扱いだった。ネット証券も当然なく、株を買いたければ、証券会社の店頭に行って買う必要があった(銀行も)。あとはLCCも当時はなかった。

30年後の2050年を予想して見る

ということで、2020年の今から、30年後の2050年を無理やり予想してみる。30年前と一番変わったのは、やはりネット。あとはグローバル化。当時はギリで社会主義国の「ソ連」が存在していた。中国は、今の北朝鮮並みの、ただの貧乏国だった。

AI

30年前のインターネット的な位置づけか。ただAI企業と言ってもGAFAぐらいしか思い浮かばなないが、30年後はあらゆる業種にAIが普及して、労働者を駆逐しているかもしれない。

家電が完全にAI化ネット化

30年前とあまり変わってないのが家電。TVが平たくなったくらいで、あとは基本的に変わっていない。今のところ、ロボット掃除機の「ルンバ」と、スマートスピーカーがやっと入ってきたぐらい。ただ今後は、すべての家電いAIが組み込まれてくるかもしてない。そうなったとき日本の電機メーカーは生き残れるのだろうか?中国企業に席巻されているかもしれない。

自動運転

AIと被るが自動運転も実用化の可能性が高い技術。自動車が絡むだけに大きな影響があるかもしれない。また自動運転が普及すると「ライドシェアー」が普及して、一般人が車を所有する必要がなくなることも予想されている。実際に、現在も、稼働している自動車は実は5%程度で、あとは車庫で眠っている。

自動車会社

トヨタ、ホンダ、日産、GM、フォルクスワーゲンなどは、グローバル企業の代表格だが、自動運転が普及するとただの下請け企業に成り下がるとの話も。一方で大量のセンサーやカメラが必要になることから、日本の電子部品企業がこれからも伸びるかも。

損保会社

自動運転が普及すると一番影響が出ると言われているのが、「損保会社」。ライドシェアが普及すると、自動車そのものの台数が減少。損保の主力である「自動車保険」の売り上げが激減するとの話。あとは、自動運転で「交通事故」自体が激減することも予想れるので、保険自体が必要なくなるかもしれない。今は就活人気一番の常連だが、将来どうなる事か。

超監視社会

ディストピアっぽくなるけど、アフターコロナで一番可能性が高いのは、「超監視社会」。監視カメラやセンサーが張り巡らされて、キャッシュレス決済で個人の行動が全て記録される。

宇宙旅行

30年後に実現していそうな新しい産業として思い浮かんだのが「宇宙旅行」関連。今のところイーロン・マスクのスペースXとAmazonぐらいしか思い浮かばないが、ほかにあるかもしれない。日本だと「ホリエモン」

疲れたので、続く

猛暑日で疲れてきたので、明日また考えよう。続く・・・

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