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お金より大切なお金の話・・・投資と投機の見分け方

みなさん今日は。
みなさんは投資と投機の区別がついていますか?
今は資産運用としていろいろな金融商品に投資が可能です。しかしながら、その中には「投資」では無くて「投機」であるものが少なくありません。老後に備えて、またはセミリタイアを目指して資産形成を図るなら、「投資」と「投機」を正しく区別して資産形成を目指しましょう。 

期待収益率で考える

投資と投機を区別する方法として一番スタンダードだと考えられるのが、期待収益率で区別する方法です。

期待収益率とは、「利益」×「確率」

例えばサイコロを振って偶数の目が出たら100円受取れる、奇数なら100円は払うというゲームがあったとして、この場合の期待収益は、
偶数の目が出る確率=50%
奇数の目が出る確率=50%
ですので、期待収益は、
100円×50%+▲100円×50%=0円
もちろん偶数の目が暫く連続で出続けることもあれば、奇数の目ばかり暫く出ることもありますが、1000回ぐらいゲームを続けると結局差引ゼロに限りなく近づきます。
当たり前ですよね。

では、次に奇数の偶数の目が出たら50円受取れる、奇数の目が出たら100円払うというゲームの場合はどうでしょうか?

偶数の目がでる確率は50%で、奇数の目が出る確率も50%なのは一緒です
ということは、
50円×50%+▲100円×50%=▲25円
ということで、このゲームの場合は、ある程度回数をこなすと、結局25円損することになります
なにを当たり前のことを言っているんだと思われた方も多いと思いますが、世の中に溢れているギャンブルのほとんどは、期待収益がマイナスになっています。ところが、この最初から負けるのがわかっているサイコロゲームには参加しない人も、ギャンブルや宝くじには参加してしまうんです。

世の中にあるギャンブルや宝くじの期待収益はすべてマイナス

よく宝くじで億万長者を目指すとか、ギャンブルで一攫千金の夢を見ている人がいますが、長期で賭け続けると必ずマイナスになります。もちろんサイコロ振りのゲームで偶数の目が連続して出ることがあるのと同じように連続してゲームに勝ったり、たまたま高額の当選金が出ることもありますが、基本全て「偶然」です。ある程度長く続けると、寺銭の分だけ損することになります。
※ギャンブルで唯一例外的に期待収益がマイナスにならないゲームがあります。ブラックジャックです。

FX、株式のデイトレードなどの期待収益も全てマイナス。

世の中には、株やFXのデイトレードでお金持ちを目指している人も多いかと思いますが、これも期待収益はすべてマイナスになります。今のところ短期取引で、明確に期待収益がプラスになる方法はありません。せいぜい良くて「プラマイゼロ」。勝ったり負けたりを繰り返すうちに「売買手数料」と「売値と買値の差額」分だけジワジワ損をし続けて、最後はマイナスになります。

世の中には投機の天才がいることは否定しません

もちろん世の中には、 丁度プロスポーツで常人離れした才能を発揮するアスリートがいるように パチンコで生計を立てている「パチプロ」や、FXのデートレードで「億り人」になる人が居るのも事実です。また、一部のヘッジファンドマネージャなど投機の天才がいるのも事実です。これを否定するつもりはありません。ただし あなたが常人離れしたトレードの天才である 確率は極めて低いと思います。生まれつきお金儲けの才能に恵まれているのなら、こんなブログなんか読む必要もなしに既に相当なお金持ちになっていることでしょう。
天才以外の常人なら期待収益がマイナスのゲームは避けることが唯一の正しい道です。

株式の長期投資は、期待収益がプラスのゲーム

そんな中、唯一と言っていいほど「期待収益がプラス」のゲームが「株式の長期投資」です。特に分散されたポートフォリオに投資する「インデックス投資」は、長期で投資を継続すると期待収益率がプラスになることが知られています。理屈は様々に説明できると思いますが、長期的に見ると人口が増加し経済成長が続くことと、経済活動の殆どを企業が担っていること、通常の企業は借入を利用してレバレッジを掛けていることなどから、その企業の所有権である株式の価値も継続して上昇し、期待収益もプラスなると考えることが出来るでしょう。

元本保証のある預金や国債も長期では期待収益がマイナス

意外に思われるかもしれませんが「元本保証」のある「預金」や「国債(債券)」などの期待収益も長期で見るとマイナスになります。これは、通貨の実質価値が下落する「インフレ」が原因です。日本は長い間デフレに苦しんでいますが、不換紙幣である円やドルの価値は長期的にはインフレで下落していくものと思われます。このインフレによる目減り分より預金や国債の利子は通常低いため長期で見ると最終的には、インフレと利率の差額分だけジリジリ損をしていくことになります。

相場の必勝法は、あったとしても、貴方が知る確率はゼロ

もちろん世の中に「相場の必勝法」がある可能性は否定しません。もしかしたらあるかもしれません。例えば一部のヘッジファンドなどは、コンピューターを利用して損をしない方法を開発したと主張しているものもあります。また「パチプロ」と呼ばれている人がが儲けていることも事実です。ただよく話を聞くとパチンコ自体の必勝法ではなくて、新規開店情報などパチンコ屋の営業情報を集めて新規開店による有利なオッズを利用していたりということのようです。

しかし、仮にそのような方法があったとしても「貴方がそれを知る確率はほぼゼロです」。理由は簡単で、もしそんな有利な方法を知っていたとして、それを赤の他人に教えるでしょうか?また、有利な方法は知っている人が多くなるほど有利でなくなります。

「ゲーム」としての「投機」を否定するものではない

と言っても「投機」自体を否定するものではありません。「投機」をあくまで「ゲーム」「娯楽」として楽しむ分には問題ありません。問題は、「投資」を目指すべきなのに「投機」をしてしまうことです。借金を返済するために「競馬」をしたり、老後のために「宝くじ」を買うことは意味がありません。最初から「ゲーム」とわかっていれば、貰った給料のすべてを「宝くじ」や「競馬」に注ぎ込む人はいないとおもいます。あくまでも娯楽の範囲内に使う金額を押さえておけば「楽しいゲーム」です。

また確率的に不利なことを承知の上で敢えて「投機」をする場合も同じです。以前、あるイギリス人が毎年その年に貯金した数百万円をラスベガスのカジノで一点掛けするのが話題になったことがあります。この人はイチかバチかを承知の上で「ゲーム」として楽しんでやっていたので、なんの問題もありません。

まとめ

  • 投資と投機を「期待収益率」を使って区別しよう
  • 老後資金の準備やセミリタイア向けの資産形成は、期待収益がプラスの「投資」で
  • 株式の「インデックス投資」は、長期では期待収益がプラス
  • 預金や債券(国債)も長期では期待収益は、マイナス
  • ギャンブルや「投機」は、ゲームとして楽しむ分には問題ない

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