スキップしてメイン コンテンツに移動

新社会人に贈るお金の話・・・その4.自分の健康保険を確認しよう

新社会人のみなさん、社会人デビューおめでとうございます。
新社会人に贈るお金の話、その4は「健康保険」を確認しようです。
若いみなさんは、あまり病気のこととか気にしてないと思いますが、毎月保険料を天引きで徴収される健康保険料。自分がどの健康保険に加入しているかは、しっかり把握しておきましょう。

健康保険とは?

健康保険は、みなさんが病気や怪我で医療機関で治療を受ける時に費用の一部を肩代わりしてくれる仕組みです。みなさんが、毎月健康保険の保険料を負担することで、いざというとき、ガンや心臓病、交通事故などの怪我が原因で多額の医療費が必要な場合にも、健康保険が肩代わりしてくれます。
日本では、皆保険と言って「全国民」がいづれかの健康保険に加入することになっています(米国など一部の国では公的医療保険は一部のみ、あとは民間の保険で高額の医療が支払えず破産するケースや、そもそも無保険で治療が受けられないケーズもあります。日本は皆保険で世界的にも誇るべきシステムです)。

健康保険は大きく2種類・・・自分の加入している健康保険を確認しておこう

健康保険組合・・・サラリーマンはこちら

サラリーマンとその家族が通常加入しているのが「健康保険組合」です。大企業の場合には、企業ごとに独自の健康保険組合を持っています。中小企業の場合には、同業者など複数の企業が共同で「健康保険組合」を持っている場合と、全国組織である「協会けんぽ」に加入してる場合があります。

国民健康保険・・・自営業やフリーランサーなどはこちら

自営業者やフリーランサーなど会社に雇われていないひとはこちら。運営主体は、市町村。派遣やパートは、派遣会社が健康保険組合を持っている場合と、自分で国民年金に加入しなければならない場合があり要確認、パートの人は扶養家族の場合は世帯主の健康保険に加入、そうでない場合には、自分で加入する必要がある。

後期高齢者医療制度・・・75歳以上の高齢者

法定給付

  • 医療費、入院費など・・・原則3割負担(後期高齢者は1割負担)
  • 高額療養費・・・抗がん剤など高額な医療費がかかった時には、自己負担限度額を超えた部分は健保が支給(抗がん剤で数100万円かかっても保険診療分は、自己負担は最高でも月10万円程度)
  • 傷病手当金・・・ケガや病気で4日以上仕事を休んだ時は、給料の約70%が最長1年6ヵ月に渡って支払われる)
  • その他・・・出産一時金(42万円)、出産手当金、埋葬料など

付加給付・・・健康保険組合によっては独自の付加給付がある場合あり、要確認

  • 傷病手当金付加金・・・通常の傷病手当に加えて付加給付
  • 延長傷病手当付加金・・・1年6ヵ月の限度を超えて給付
  • 合算高額療養費付加金
  • 人間ドックやインフルエンザワクチン、がん検診の補助など
  • など

保険料

健康保険組合

健康保険組合の保険料は年収の9%程度。そのうち半分が会社負担になるので、実際の負担額は5%強。※健保によって差があるので要確認

国民健康保険

国民健康保険の保険料は、市町村ごとに異なる、ざっくりしたイメージは、収入の10%弱だが、家族が多いと高額になる場合も

例)国民健康保険、東京都内、年収300万、独身・・・月2万円弱

国民健康保険は、市町村によって金額に大きな差

国民健康保険は、市町村が運営母体のため、市町村によって差が大きい。

国民健康保険の保険料は、地域によって格差が大きく2017年年度では全国一高額の徳島県と全国最低の埼玉県では1.42倍の格差が。また同じ都道府県でも市町村によって差がある。東京都でも富裕層の多い地域や自衛隊や米軍基地がある地域、公営ギャンブルがある地域などは概して保険料が割安な傾向。住居を決める時には調べた方がいい。

傷病手当は要確認

みなさん病気やけがで働けなくなった場合のことを考えると心配ですよね。
実は、健康保険には病気やケガで働けなくなった場合に給与の一部を肩代わりしてくれる仕組みがあります。これを「傷病手当」と言います。条件は仕事以外の病気やケガで働けなくなった場合(仕事が原因で働けなくなった場合は、別途「労災」による支援があります)。

法定給付

  • 仕事以外の病気やケガで働けなくなった場合
  • 給料の70%を健康保険組合が支給
  • 最長1年半
  • 医師の働けない旨の診断書が必要
  • 体だけでなく統合失調症などの「心の病い」でも医師の診断書があれば支給される

付加給付、延長給付

健康保険組合によっては、法定給付に加えて組合独自の上乗せ(「付加給付」)や、給付期間を1年半以上に延長する制度(「延長給付」)などがある場合があります。特に大企業の健康保険組合の場合には、驚くほど補償が充実している場合がありますので、健康保険組合のパンフレットや福利厚生のパンフレットを目を皿のようにして読んで確認しておきましょう。

まとめ

  • 日本人は全員いづれかの健康保険組合に加入
  • 自分の加入している健康保険組合を確認しよう
  • 健保によっては様々な独自の付加給付があるので確認してフル活用しよう
  • 働けなくなったら仕事を辞めるのではなくて、「傷病手当」を受給しよう

コメント

このブログの人気の投稿

【台湾有事に本気で備える】・・・その(2)台湾有事の現実的なシナリオ

ウクライナ戦争の勃発以来、軍事力を使った国境や領土の変更の現実性が改めて認識され、日本でも台湾有事の可能性が話題に上ることが多くなっている。 情勢の緊迫化を受けて日本政府も防衛費の倍増方針を表明した。 台湾有事の可能性が高まってきているのは間違いないようだ。 そこで今回は将来発生するかもしれない台湾有事で、実際に何が起きるか現実的なシナリオを紹介してみたい。 予想されている軍事的なシナリオ ハイブリッド戦争 まず最初に起きることが予想されているのが、 大規模サイバー戦争を含む、所謂「ハイブリッド戦争」 だ。電力や通信、交通などの各種重要インフラに対して大規模なサイバー攻撃が行われる。このサイバー攻撃には、金融機関へのハッキングなども当然含まれる。 また各種フェイクニュースをSNSなどにバラまくことで、政治的な混乱を狙った攻撃も実施されるだろう。 スマホなどが一時的にでも利用できなくなり、○○ペイなどのキャッシュレス決済が止まっただけで、経済には甚大な損害が出るだろう。 更に台湾と世界を結ぶ海底光ファイバーケーブルが遮断されることも想定されている。そうなると台湾と世界の通信は衛星通信のみになり大幅に制限されるだろう。 台湾海上封鎖 次の段階で予想されているのが、台湾の海上封鎖だ。日本と同じ島国の台湾は、海外からの輸入に依存している。中国が台湾周辺の海上封鎖を実施し、船舶や航空機の運航を妨害しただけで、台湾は、食料や原油などの物資不足に陥り大混乱になるだろう。 同時に中国と台湾の間の台湾海峡も完全封鎖されるだろう。民間船舶や航空機の立ち入りは完全に止められるか、中国による臨検が行われるようになるだろう。 ミサイル攻撃 次に予想されるのが大規模なミサイル攻撃だ。 台湾のレーダーなどの防空システムや発電所などのインフラに大規模なミサイル攻撃 が実施される可能性が高い。台湾側も防空体制は取っているが、数百発のミサイルによる同時攻撃が行われた場合には、既存の防空システムだけでは防ぎきれないだろう。 この攻撃の際には、従来のミサイルだけでなく、 大量のドローンを使った所謂「飽和攻撃」や「スウォーム攻撃」 が行われる可能性も高い。今のところ、この大量のドローンを使った攻撃を効果的に防ぐ方法は開発されていない。相当な損害が出て一般市民の生活が困難になるだろう。 直接上陸作戦 台湾の防...

最強クリスマス寒波は、暖房なしで、これで乗り切る・・・車の立ち往生対策にも

FIRE・セミリタイア民はどうしても家でパソコンを使って過ごすことが多くなる。また、最近はだいぶ減ったかもしれないが、リモートワークの人も多いだろう。 そうなると厄介なのが冬の寒さ。パソコンに向かっていると、足や背中が冷えてくる。特に今年はインフレで電気代やガス代が、爆上がり中。 ということで、今回はFIRE・セミリタイア民のみならず、リモートワーク民向けに、冬の省エネ防寒対策を紹介してみたい。 私は暖房なしで過ごしてます 今年も大分寒くなって来た。 そんな寒い中、私はここ数年、日中「暖房なし」で過ごしている。その時使うのが以下の三種の神器だ。 動ける寝袋で暖房要らず 私は節電も兼ねて、着ぐるみ型寝袋を愛用している。以下のようなタイプのものだ。これを着ていると暖房なし、部屋の温度が10℃以下でも温かい。ほぼ暖房なしで過ごしている。 今回のクリスマス寒波では、新潟などで車の立ち往生が頻発しているようだ。エンジンを付けっぱなしにして、一酸化炭素中毒なども起きている様子。そんな時、この着ぐるみ型の寝袋があれば、エンジンを切っても何とか乗り切れるだろう。 【立ち往生したときには】 県内では断続的に雪が降り、路面状況が悪くなっています。 立ち往生したときは 車のマフラー付近をこまめに除雪。 できれば防寒具を着てエンジンもOFFに。 身動きがとれない場合は「道路緊急ダイヤル」#9910 に連絡。 #nhk_video_toyama https://t.co/n7jRGpN6Ez pic.twitter.com/WdVAEl9il2 — NHKとやま (@nhk_toyama) December 23, 2022 基本は足冷え対策 デスクワークの冷え対策の基本は、足を温めることにつきる。安いホットウォーマーで十分温かくなる。逆に頭を温めると眠くなる。 家事の際には歩けるタイプ 家事などで歩き回ることが多い場合には、歩ける靴タイプがお勧め。私も愛用している 背中が冷える場合 人によっては背中やお腹が冷える人も居るかも知れない。そんな時は、バイクのツーリング用に販売されている電熱ベストがお勧め。最近の製品はモバイルバッテリーを接続して使うタイプが中心。着ぐるみ型の寝袋と併用すると、低い温度設定でも十分温かい。 室内テントも 更に室内にテントを張ってしまうとういのも有効だ...

2022年相場の回顧・・・意外に常識の範囲だった

2022年も年末が迫って来た。ということで、月並みながら今年の相場の回顧をしてみたい。 結論から先に言うと 「常識の範囲内」 と言うことになる。 FRBの利上げで株価下落 今年の相場の流れを決めたのは言わずもなく「FRBの利上げ」だろう。既に2021年の半ばから 、アメリカでは強い物価上昇が始まっていた 。そして、そして年明けに勃発したロシアによるウクライナ侵攻で、世界的な物価上昇が決定的となった。 40年ぶりの10%近い物価上昇を受けて、3月からfRBが、 事前の予告通り「連続利上げ」に踏み切った 。 あとはご存じの通りで、それまでコロナ禍を物ともせず「爆上がり」していた米株を中心に、株式市場が総崩れの展開となった。また、通常は株価と逆相関になると言われていた債券も大暴落。ほとんど全てのアセットクラスが下落(暴落)する展開となった。 GAFA大暴落でレバナス爆死 FRBの利上げに伴い、これも教科書通りに、 ハイパーグロスのGAFA株が暴落 した。これも「極めて教科書通り」の展開だった。 金利が上がれば、株価の割引現在価値は大幅に下がる。 特に将来の成長期待で買われているNasdaq株は当然のことながら大きく下落する。まさに 投資の教科書の1ページ目に書かれている内容だ 。 これに伴いコロナバブル以来、SNSなどで持て囃されていた「レバナス」などのレバレッジETFは、軒並み爆死することになった。またカリスマファンドマネージャーに率いられ、 テスラ株への収集投資で知られるアークインベストメントなどのファンドも軒並み暴落した。 カリスマは唯の バブルのあだ花のピエロ であることが判明した。これも過去のバブル相場では、良くある話だ。 日銀指値オペで超円安相場 このFRBの連続利上げにも拘わらず、我が日本銀行は黒田総裁の指揮の元、 異例の「連続指値オペ」を実施し、超円安が確定的となった。 年初115円台だったドル円相場は、みるみる円安方向に進み、一時は、30年ぶりの150円越えとなった。 その後は、秋以降にアメリカのインフレ鈍化の兆しが出てきたことから、FRBの金融引締め打ち止め観測が出始め、ドル円相場も10円以上急落する展開となった。 暗号資産のFTXが破綻 年後半で話題になったことの一つに、暗号資産取引所のFTXが破綻したことがある。このFTX、暗号資産業界では後発なが...